三分で学ぶ カルロガンビーノ編
三分で学ぶマフィア暗黒史
~カルロガンビーノ編~

今回は、最後のゴッドファーザーと呼ばれたカルロ・ガンビーノを紹介!
とにかく狡猾で切れ者なんです

駆け出しの頃
ガンビーノは若い頃、肉屋で働いていたが、そのうち酒の密造を始め、ラッキー・ルチアーノ達と交流を持つように。
その後、マンガーノファミリーに所属する。
マンガーノファミリーのボス アルバート・アナスタシアは、死んだアンダーボスの代わりを選ぶ際に、性格的におとなしく無害と思われるガンビーノを選んだ。
しかしガンビーノは、燃えるような野心を持っており、ヴィト・ジェノベーゼやトミー・ルッケーゼと共にアナスタシアを攻撃。
アナスタシアを暗殺し、ボスの座を引き継いだ。

さらにはアナスタシアの仲間だったフランク・コステロ、マイヤー・ランスキーと共謀してジェノベーゼを監獄送りに。
ここからマンガーノファミリーは名前が代わり、ガンビーノファミリーになる。
その後は、ルッケーゼの娘と結婚し、勢力を拡大。
さらに、他のファミリーに内紛を引き起こすなど、数々の策を弄する事により、遂にマフィア界の頂点に立った。

リスの様な弱虫と罵られ、殴られていましたが、最後に勝ったのはガンビーノでした。
栄光の時代
ガンビーノの時代ファミリーのメンバーは1000人を越え、最大の勢力となる。

さらにスーパーへの卸売業や建設業などビジネス面でも次々と勢力を拡大した。
やがて時代が変わった事に気付いたガンビーノは、若い世代がマフィアの価値観を守らないことを嘆き、新規のファミリーメンバーの採用を行わない。 などの措置をとった。
最期は引退し、ベッドで亡くなった。

余談
ガンビーノにはこんなエピソードがある。
ある日、殺し屋が老いたガンビーノを舐めきって罵倒した。
ガンビーノは黙って聞いていたが、翌日殺し屋の遺体が通りに転がっていた。
ガンビーノは何事にも動じず、対処する男だったのだ。

趣味は果物市場での買い物。
映画 「ゴッドファーザー」で、ヴィト・コルレオーネが果物を買うシーンは、ガンビーノがモデルとなっているという説もある。

ガンビーノと映画ゴッドファーザーのエピソードはこちらに色々と!
