マランツァーノ炎上事件

マランツァーノ炎上事件

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今回は一風変わった騒動をお伝えしていきます。

事の発端は2019年8月、インフォーマーという雑誌がサルヴァトーレ・マランツァーノの“未公開の写真”を発見したと報じた事でした。

サルヴァトーレ・マランツァーノというと五大ファミリーの父にして最初にアメリカで“ボスの中のボス”と呼ばれた男。

マフィアファンにとっては大事件な訳です。

そして雑誌はマランツァーノの写真を8月の目玉にして発売されました。

このような感じで購入しなければ顔が見えないようになっています。

ちなみにAmazonでは現在もこちらが購入可能です。

アルカポネとラッキールチアーノのツーショットのように時々、マフィア界では世紀の発見と呼ばれる写真が発掘されます。

このマランツァーノの写真はまさしく世紀の発覚だと思われたのですが。。

まさかの裏切り

私もこの本を買わねば!と意気込んでおりました。

実際の写真

そしてこちらが実際に掲載された写真

しかしその後衝撃の事実が発覚したのです。

雑誌を購入した熱心なヨーロッパの犯罪専門家が調べたところ写真の男はマランツァーノではなかったと判明。

サルヴァトーレ・マランツァーノ

似てもいませんね!

この男は殺人犯のペーター・キュルテン。
全く無関係な人物だったのです。

真相

掲載された写真のオリジナル

この間違いが故意かどうかは不明なのですが一つの憶測があります。

ペーターが処刑されたのは1931年7月2日。マランツァーノが1931年9月10日。

日付は近くありませんが、どこかの段階で二人の写真が混じってしまったのではないかと思われます。

とわいえ、この本が販売されているのはどうかと思いますしマランツァーノファンの皆様はお気をつけください。

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