三分で学ぶ! 五大ファミリー part2
三分で学ぶマフィア暗黒史
~五大ファミリー編~
part2
前回に引き続き五大ファミリーの歴史をさくっと紹介していきます。
三日天下のマランツァーノ
天下を取ったマランツァーノでしたが、傲慢な態度が目立つようになり反感を買ってしまう。
マランツァーノが会議を開いたその夜、ルチアーノとランスキーはボス達の元を訪ねマランツァーノ暗殺に向け根回しを始めた。
と同時にマランツァーノにも計画があり、若手のマフィア達
ラッキー・ルチアーノ
アル・カポネ等をまとめて始末するつもりだった。
マランツァーノが狙ったのは、後に大物になる人物ばかり
これが成功していたらマフィアの歴史は180度かわっていたでしょう。
しかしルチアーノが先手を打ち、四ヶ月後にマランツァーノ暗殺を決行。
作成の立案はマイヤー・ランスキーと言われている。
実行犯の中には、後にラスベガスを創る男 バグジー・シーゲルも。
ランスキーの入念な指導の元、国税庁の職員に成り済ました殺し屋達は、調査と偽りマランツァーノのオフィスへ侵入。
マランツァーノはナイフで刺された後、射殺された。
※画像 微注意
さらにマランツァーノ暗殺に合わせて、全国の老マフィア40人あまりが同日に暗殺された。
この事件は〝シチリアの晩鐘事件〟と呼ばれている。
こうして時代は若手達のものとなった。。
ルチアーノはこの虐殺を否定しおり、メディアの捏造だと語りました。
実際の所、専門家の間でも意見が割れています。
その後、マランツァーノを暗殺したルチアーノ派は五大ファミリーを再編する。
ルチアーノは「ボスの中のボス」の座は辞退。
その結果、「ボスの中のボス」はおらず、ファミリーのボスは五分の関係。
何かを決定するには多数決を取る会議制のグループとなった。
なので映画 ゴッドファーザーの全国会議のシーンでは多数決を取っていたのです。
ボナンノファミリーがコルレオーネファミリーのモデルと言われているのは、マランツァーノの地盤を引き継いだからというのも理由の一つです。
(原作では、ヴィト・コルレオーネはマランツァーノを抗争の末に倒し、地盤を引き引き継ぐ)
再編の後はこんな感じ
この会議制グループ(コミッション)
にはシカゴマフィア、フィラデルフィア、バッファロー、ロサンゼルスの有力ファミリーの参加が許された。
また小さなファミリーでも会議の内容に関連のある時には参加が可能に。
さらには、今まで蚊帳の外に置かれたユダヤ系もマイヤー・ランスキー、バグジー・シーゲル、ダッチ・シュルツなどが参加を許可された。
コミッションの議長はランスキーが勤めたと言われています。
ちなみに、再編の際にボスから降格したスカリーチェは暗殺されてはおらず、もう少し生きます。。