11月のマフィアニュース
11月のマフィアニュース
91歳の元ジェノベーゼ・ファミリーのコンシリエーレ ルイス・マンナは、ミネソタ州の医療刑務所でゆっくりと死に近づいています。
弁護士によるとマンナは、大腸炎、ヘルニア、高血圧、めまい、潰瘍などさまざまな健康上の問題を抱えており、自分の足で2、3歩以上歩くことができないという。
彼はガンビーノのボスであるジョン・ゴッティの殺害命令を出した罪で有罪判決を受け、30年以上も刑務所に入っている。
一度はゴッティの報復を恐れ刑務所に引きこもろうとしていたマンナは、今年になって仮釈放申請を提出したものの却下されていた。
しかし、今月に入って再度、仮釈放を申請。今回は承認されるのではないかと言われている。
その理由となっているのがイタリア人差別問題。
マンナは自分より罪の重い囚人が仮釈放されているのに自分が釈放されないのはイタリア人だからだ、と主張しているのだ。
ちなみにその囚人とはカンザスシティの犯罪組織「ブラック・マフィア」の設立に協力し、そのブレーンとなったエディ・デビッド・コックス86歳。
彼は麻薬密売などの罪で終身刑を受けたが今年釈放されている。
また、1970年代のハーレムのヘロイン密売組織「ビジランテス」のリーダーだったウィリアム・アンダーウッド(67歳)も、今年1月に情状酌量で釈放された。
果たしてマンナは釈放されるのかー。。
マフィア大裁判の行方
カラブリア州では「リナシタ・スコット」と呼ばれる警察の一斉検挙による大裁判が行われている。
この作戦では334件もの逮捕状が発行され、レッジョ・カラブリア州の北西部に位置するヴィボ・バレンティア州に根を下ろしている「ンドランゲタ」の構成員に大きな打撃を与えた。
さらに、この事件は多くのンドランゲタのメンバーだけでなく、数人の企業家、専門家、政治家を起訴したことで、注目を集めている。
その影響から多くのンドランゲタのボスが逃亡を企てたものの、既に逮捕済み。
また、裁判所は襲撃を防ぐために要塞並みの警備が敷かれている。
今回の裁判で鍵を握るのは政府の証人となった「ンドランゲタ」の元ボス アンドレア・マンテラ。
今月、アンドレアはサントオノフリオ(ヴィボ・バレンティア州の村)のボスであるドメニコ・ボナボタについて証言を行ったという。
このまま行けばンドランゲタは事実上壊滅するとの声もあるが果たしてー。
映画「ギャング・オブ・アメリカ」
映画「ランスキー」の日本公開が決定致しました!
邦題は「ギャング・オブ・アメリカ」
マフィア王なのかはともかくとして、マフィア屈指の大物マイヤー・ランスキーの生涯が描かれます。
主演は映画「アイリッシュマン」や「レザボアドッグス」のハーヴェイ・カイテル。
色々と楽しみに待ちましょう。。