三分で学ぶ アルバート・アナスタシア
三分で学ぶ マフィア暗黒史
アルバート・アナスタシア
今回は「マフィアの死刑執人」
アルバート・アナスタシアを紹介していきます!
マフィア界のシンデレラ
18才の時、港で働いていいたアナスタシアは、同僚を殺害した罪で死刑判決を受ける。
しかし二年後、証人が偶然消えたことにより釈放。
死刑判決を受けたが、その後出世したアナスタシアは「マフィア界のシンデレラ」と呼ばれるようになった。
ルチアーノとの出会い
やがてジョー・マッセリアの配下に入り、正式にマッセリアファミリーの一員となった。
その頃、ラッキー・ルチアーノ、フランク・コステロ達と出会う。
アナスタシアはルチアーノの器量に感服し、忠実な友となった。
ルチアーノ達の仲間内では、規律に厳しかったアナスタシアは、目付役のような役割を果たしたそう。
その後、ルチアーノがマッセリアを暗殺する際には実行犯の一人として加わった。
五大ファミリーが編成された際にはマンガーノファミリーのアンダーボスとマーダーインクの副ボスを兼任。
この頃、アナスタシアには凶暴さから「マッドハッター」というあだ名がつけられたという。
ラッキー・ルチアーノ追放後
ルチアーノが追放された後も、アナスタシアはルチアーノに忠実だった。
アナスタシアは、ルチアーノの代わりにファミリーをまとめるフランク・コステロと親密な関係を結んでいたようだ。
他には、ジョゼフ・ボナンノとも仲が良く、ボナンノの息子をよくコパカバーナへ連れていったし、自分のファミリーへ入れようと申し出た事もあった。
そんな中、レルズがマーダーインクを密告する事件が起こる。
レルズがアナスタシアに関しても証言を行うと知ったルチアーノとコステロは直ちにレルズを始末させた。
戦争とアナスタシア
第二次世界大戦中、ルチアーノが恩赦を得る目的で、政府に協力する。
その際、アナスタシアはルチアーノとシチリアのマフィア達との連絡係りを勤めた。
その働きにより、海軍のシチリア上陸作戦はスムーズに進んだ。
時雄同じくして、捜査の手がアナスタシアへ迫る。
アナスタシアは逃れる為に陸軍へ入隊し、なんと軍の教官に抜擢された。
この事は後々まで自慢の種だった。
ボスへの道
アナスタシアはマンガーノの部下だったが、彼を通さずコステロに便宜を図るなど、マンガーノを軽んじていた。
そのためマンガーノとアナスタシアの仲はかなり険悪に。
フランク・コステロの視点から見ると、ライバルのヴィト・ジェノベーゼ派閥に属しているマンガーノが邪魔だった。
そこでコステロは、マンガーノを排除し、アナスタシアをボスに据えて自らの派閥を強固にしようと考える。
ある日、マンガーノは行方不明となり二度と姿を現さなかった。
一方、マンガーノの弟は無惨な姿で発見された。
勿論、コミッションと、コステロのライバル ヴィト・ジェノベーゼ派は黙っていなかったが、アナスタシアはマンガーノ殺害を認めなかった。
その後、コステロとボナンノの助力もあり、アナスタシアは正式にボスになり、マンガーノファミリーはアナスタシアファミリーとなる。
遂に頂点へと上り詰めたわけだが、ここからアナスタシアの人生は暗黒期に突入していく。