三分で学ぶ! マーダーインク(殺人株式会社)
三分で学ぶマフィア暗黒史
~マーダーインク編~
part1

今回は、殺人株式会社ことマーダーインクについて解説していきます。

殺人株式会社とは?
ズバリ、殺人を引き受ける専門機関。
ルチアーノが五大ファミリーを再編した後、争いはコミッションの話し合いで解決し、不要な殺しは控える。という事に。
五大ファミリーの再編はこちらを
しかし、どうしても殺さなければならない時はコミッションが承認した後に、殺しのプロに依頼する。といったシステムが作られた。
そこで結成されたのが、殺し屋集団であるマーダーインク(殺人株式会社)
管理者の決定の経緯はこんな感じ
マイヤーランスキーが立案
(マランツァーノ暗殺の際にも殺し屋を集めて、訓練を施している)
↓
バグジー・シーゲルをボスに指名
↓
マイヤー・ランスキーの独裁になると、マフィアのボス達から反対が。
↓
代わりにユダヤ系のルイス・レプケ・バカルターをボスに、副ボスにはイタリア系のアルバート・アナスタシアを据えた。
バカルターがユダヤ人部隊を、アナスタシアがイタリア人部隊をまとめていたと言われている。
はい。 ざっくり要約するとボスとなったのが、このルイス・レプケ・バカルター

マーダーインクのボスながら、私生活では腰が低いことで知られた。
副ボスがアルバート・アナスタシア

アナスタシアはマフィア史上、トップクラスの狂った人間として恐れられた。
あだ名は、「マッドハッター」
マーダーインクのシステム
マーダーインクの本部は24時間営業の駄菓子屋で、殺し屋たちは週給のサラリー制で働いていた。
殺しを行った時は一件あたり1,000ドルから5,000ドルがボーナスとして上乗せされる。
彼らは依頼を受けると全米どこにでも殺し屋を派遣し、暗殺を行う。
という風にまさに会社の様な運営体制となっていた。
数千件の暗殺が行われたとの説もあるが、手口は巧妙でほとんどが未解決事件、事故で処理された。
最も多くの殺しを引き受けたのは、ハリー・シュトラウスという殺し屋で、引き受けた数は100件以上とも500件とも言われている。

ちなみに、ダッチ・シュルツの暗殺もマーダーインクの仕業。

最終的に当局に寝返ったマーダーインクの一員、エイブ・レルズの密告によりマーダーインクは世間に知られ、レプケと部下達は電気椅子へ送られた。

その後は、アルバート・アナスタシアがレプケに代わりボスとなった。

ちなみに映画「ワンスアポンアタイムインアメリカ」に登場したマックスも、史実ではマーダーインクの一員となっております。

ちなみに、モブミュージアムのマーダーインクコーナーはこんな感じ。

ありがとうございました!!
part2ではマーダーインクの恐ろしいエピソードと殺し屋達を紹介していきます!
観覧注意です!
