2022年1月のマフィアニュース
1月のマフィアニュース
急遽、速報をお届け!
Googleマップでマフィアを発見
20年前に殺人罪で有罪判決を受けた後、刑務所を脱獄し行方を眩ましていたジョアキーノ・ガンミーノが逮捕された。
逮捕のきっかけはGoogleマップだという。
ガンミーノ
ガンミーノはシチリア島アグリジェント出身のマフィアファミリーの一員で、これまでに殺人や麻薬密売など様々な犯罪で有罪判決を受けてきた。
逮捕された後、2002年に刑務所を脱獄。
イタリア内務省はガンミーノを最重要指名手配犯として捜索を続けてきたが、成果をあげられずにいた。
Googleマップ
60歳になったガンミノは、スペインで偽名を使って青果店を開き、静かな生活を送っていたと地元紙のテレグラフは報じている。
長年、事件を追っていた刑事は、Googleマップのストリートビューに映りこんだガンミノを発見したという。
ガンミノが映りこんだのは、マドリードの北に位置するガラパガルという町の食料品店の外。
この店の名前は「El Huerto de Manu(マヌの庭)」。
スペインに移住してから、ガンミノは名前をマニュエルに変えていたのだ。
とはいえ、刑事も当初は「似ているな」くらいにしか思っていなかったという。
しかし、映りこんだ男がガンミーノではないかという疑いは、刑事が近くの「マヌズ・キッチン」というレストランを調査したときに高まった。
そのレストランの公式Facebookページに掲載されていた写真には、シェフの白衣を着たガンミノの姿が写っていたのだ。
決め手となったのは、首もとにある傷。
これを見たとき刑事は男がガンミノだと確信した。
ちなみに、レストランのメニューには “Cena Siciliana”(シチリアの晩餐)と書かれていたとか。
その後、12月17日になってガンミノは逮捕され、今年5日に情報が公開された。
逮捕されたガンミーノは、自分が発見されたことに戸惑い、刑事にこう言ったという。
「この10年間、家族に電話もしていない」
今後、ガンミーノはイタリアに送還され、殺人罪で終身刑になる予定だ。
今月中に再度、ニュースをお届けします!
港はマフィアの縄張り
ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事は、ニューヨーク・ニュージャージー港を支配するマフィアに対抗するために設立された、ウォーターフロント委員会の解散を望んでいるという。
1953年に設立されて以来、ウォーターフロント委員会は、ニューアーク、エリザベス、バイヨンヌ、スタテンアイランド、ブルックリンの各港を管轄してきた。
常識的に考えると委員会は必要不可欠に思えるが。。
港の闇
ニューヨーク州のキャシー・ホーチュル知事は委員会の解散について沈黙を続けている。
昨年、マーフィー知事が州間協定を一方的に解消しようとした際には、委員会がそれを阻止しようと最高裁に訴えた。
しかし判事は委員会には訴えを起こす資格がないとして審理を拒否している。
このままでは委員会が解散させられるのは時間の問題だろう。
マーフィー知事の委員会解散運動には裏があると言われている。
マーフィー知事は最近、ジョセフ・サンザリという男を新しい委員を任命している。
ジョセフ・サンザリは港湾労働者の組合とつながりのある州の請負業者。
人を疑うのは良くないことではあるが、サンザリは薬品の不法投棄で訴えられた人物だ。
また、彼の息子にはRICO法で起訴された
という過去ある。
一部の専門家は、「委員会が埠頭での組織犯罪の存在を誇張しているので、新規雇用が難しくなっている」との批判を展開している。
しかし、両州のFBI局、連邦労働省、ニューヨーク南部地区の連邦検事はいずれも、「ジェノベーゼやガンビーノといった犯罪ファミリーがILAやウォーターフロントビジネスに影響力を持ち続けていることに対抗するための調査や起訴に、委員会の活動が欠かせない」と述べてる。
一方、マーフィー知事は州警察が港をパトロールできると言って譲らない。
果たしてニューヨークの港はどうなってしまうのか
映画「ギャング・オブ・アメリカ」公開
こちらはマイヤー・ランスキーの生涯を描くサスペンス作品。
有名マフィアやあの集団やら、マフィアファンの好きなネタが盛り沢山となっています。
公開を記念しまして、映画公式Twitterではプレゼント企画を実施中!
ぜひチェックしてみてください!
合わせこちらから映画の予習もどうぞ↓