三分で学ぶ!バグジー&マイヤーズギャング団

三分で学ぶ!バグジー&マイヤーズギャング団

名前の通りリーダーはベンジャミン“バグジー”シーゲルとマイヤー・ランスキー。

このギャング団の結成にはマフィア史を動かした大きなドラマが。。

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マイヤーランスキー

バグジーシーゲルとマイヤーランスキー

まだランスキーが子供だった頃、道端でサイコロ賭博をしている少年達を見つけた。

やがて彼らは配当を巡って乱闘に。

ランスキーが遠巻きから争いを眺めていると、警官の笛の音が聞こえてきた。

それでも銃を振り回し逃げようとしない少年がひとり。

ランスキーはその狂った少年の銃を奪い放り投げてから、「警察が来るぞ!」と伝えた。

良かれと思ってした事だったが、銃を奪われた少年は激怒、言い争いに。

しかし警官が近づいてきたので、二人はすぐに喧嘩を辞めて逃亡。

それからというもの、なぜか二人はよくつるむ仲になった。

この時知り合った狂った少年の名前はベンジャミン・シーゲル。

大人しいランスキーと喧嘩がめっぽう強いシーゲルは良きパートナーとして生涯、付き合っていくことになる。

バグジーシーゲル

ギャング団結成

マイヤーランスキー

まだランスキーとシーゲルが街のゴロツキに過ぎなかった頃、ストリートではイタリア系やアイルランド系のギャングが幅を利かせていた。

そこでランスキーとシーゲルは他民族のギャング団に対抗するべく、ユダヤ人のみのギャング団を結成することに。

すぐにギャング団の評判は知れ渡り、多くのユダヤ人が仲間に加わった。

初期メンバーは以下の通り。

・ランスキーの弟、ジェイク
・マイヤー・ワッセル
・サミュエル・レヴィン
・ジョセフ・スタチャー
  など

彼らの多くは後にランスキーが設立する殺人株式会社でも活躍することになる。

ラッキールチアーノとの同盟

話は少し戻り、ランスキーとシーゲルが知り合う前。

小柄なランスキーはイタリア系ギャング達に絡まれボコボコにされてしまった事があった。

しかし殴っても悪態をつき続けるランスキーにギャング達のリーダーは驚き、そしてランスキーを友人にすることに。

このイタリア系ギャング達のリーダーは後の〝ラッキールチアーノ〟ことチャーリー・ルチアーノ。

二人はそれからというもの、親友としてお互い尊敬しあっていた。

ラッキールチアーノ

その為、ランスキーとルチアーノのギャング団は当然のように同盟を結ぶことに。

イタリア系ギャング団のリーダーは、チャーリー・ルチアーノとフランク・コステロ。

こうしてマフィア史を代表する四人組

・チャーリー・ルチアーノ

・マイヤー・ランスキー

・フランク・コステロ

・ベンジャミン・シーゲル

が出合ったのだった。。

狂った少年チェイ

シーゲルはランスキーよりも4つ年下。

ギャング団の中でも一番の年下だったが、とにかく喧嘩が強く恐れられた。

その為シーゲルはヘブライ語で「飼い慣らされていない獣」を意味するチェイとあだ名されていた。

「とにかくチェイはクレイジーだ」と仲間達はよく噂していて、やがてシーゲルのあだ名はチェイからよく知られる「狂った」を意味する〝バグジー〟に変わっていくこととなる。

また、この段階でギャング団はバグジー&マイヤーズギャング団た呼ばれるようになった。

禁酒法時代

1920年、禁酒法が施行されるとバグジー&マイヤーズギャング団は酒を密輸するトラックのハイジャックを多く手掛けるように。

ハイジャックで奪った酒はコステロに渡り、各地の酒場に卸されていた。

フランクコステロ

他にはルチアーノと敵対するギャングの殺害などを任されていた。

手荒い仕事を多く引き受けるようになったギャング団は新たに、腕っぷしの強いメンバーを募集することに。

この時仲間になったユダヤ人には

・ルイス・バカルター

・アブナー・ツィルマン

・モー・セドウェイ

などの大物が含まれていた。

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バカルターはランスキーが直々にスカウトした逸材でした。

こうしてバグジー&マイヤーズギャング団は急速に武力を強め、ルチアーノの暴力装置として絶大な力を振るってゆく。

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拡大してゆくバグジー&マイヤー

バグジーシーゲル

人員も収入も増加したバグジー&マイヤーズギャング団は、より統制の取れた組織へと変わってゆく。

まずしっかりとしたアジトを構え、大量の密輸した酒を保管。

販売を行い、利益率を計算し、と堅気の会社のように運営されるようになった。

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その他には借金の回収や恐喝も引き受けていたそうです。

カステランマレーゼ戦争

ラッキールチアーノ


1931年、チャーリー・ルチアーノがトップに立つきっかけとなるカステランマレーゼ戦争が勃発。

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この戦争では出身地の違いから全国のマフィアが二分され、覇権を争いました。

バグジー&マイヤーズギャング団のメンバーは殺し屋としてルチアーノの為に働くこととなった。

大きな功績としてはジョー・マッセリア暗殺とサルヴァトーレ・マランツァーノの暗殺。

戦争が終わりルチアーノによる新体制が敷かれると、バグジー&マイヤーズギャング団は殺人株式会社へと姿を変えた。

四人のその後

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彼らのその後については以下の記事にまとめてあります

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