書籍アイリッシュマンを紹介

書籍アイリッシュマンを紹介

書籍 アイリッシュマンを紹介

ご存知名作映画「アイリッシュマン」の原作。

映画では描かれなかったマニアックなエピソードが多数登場するのでいくつかご紹介していきます!

紆余曲折の人間味

シーランは16歳で学校を中退し様々な職に就きます。

サーカスの雑用→森林伐採→ガラス工場→兵役→25才の時に再びガラス工場。

ここから10年は氷屋、石炭の配送、力仕事や建設現場の作業員、レストランの調理などの仕事をしながら社交ダンスの講師を勤める。

その後は車の工場に勤務→食肉工場のトラック運転手→スーパーのトラック運転手→日雇いの仕事をあれこれ

そしてやっとチームスターズのメンバーに。

マフィアグッズ専門店
マフィアグッズ専門店

こんなに紆余曲折を経ているからこそ、人間味を感じますね。

アパラチン会議

警察に摘発されてしまったマフィアの全国会議のこと。

この時シーランは運転手としてブファリーノを会議場まで送っていました。

カンガルーとボクシング

シーランはカンガルーとボクシングをした経験が。

カンガルーの尻尾はかなり攻撃力が高いそうで、後頭部を何度も打たれシーランはノックアウトされた。

最初の妻

最初の奥さんとは純愛で、結婚資金の為にあちこちから借金までした。
金がなくしばらくは彼女の実家で暮らしたそう。

ウィスパーズ

映画でも印象に残るキャラだったウィスパーズ。
原作ではウィスパーズの口がめちゃくちゃ臭いというエピソードが。
シーランは「胃の中で大量のニンニクを栽培しているよう」と評している。

ホッファの失墜

ホッファが見限られるエピソードもより詳しく描かれている。

最もホッファが信用を失うきっかけとなったのは、ロバート・ケネディに前会長の事を密告していた。という噂だった。

密告者はマフィアの大敵である。

マイヤーランスキー

ランスキーとシーランは顔を合わせた時のエピソードが登場する。

ラッセル・ブファリーノとランスキーは尊敬しあっていたという。

またランスキーが病院に口を利いて、シーランの弟を救ってくれた事があった。

プロとの密会が録音

実はトニー・プロとホッファの会談は盗聴、録音されていた。

チャッキー・オブライエンと疎遠に

映画では描かれなかったがホッファの逮捕後、チャッキーとは疎遠になっていた。

チャッキーはホッファを疎ましく思い始め、復帰を望まなくなっていた。

踊るスペースはなかった

映画では感謝の夕べでのダンスシーンが印象的だったが、実際の会場は狭く、踊るスペースはなかったという。

実際は助手席に乗っていた

ホッファ暗殺前の車に乗るくだり。

実際にはシーランが座ったのは助手席だった。

また、魚のせいで後部座席が濡れていたのは事実である。

娘と棺を買いにいく

映画にもあるダークグリーンの棺を購入するシーン。

原作では娘と共に棺を選び購入している。

最後の一文

本編のラストは映画のラストシーンと同じだが、ニュアンスが少し違う。

最後のセリフは
「おれはいま、介護施設の狭い部屋で暮らしている。 ドアはいつも開けっ放しだ。 自分で立って閉めにいけないからな。」

その後のシーラン

原作ではアフターアイリッシュマンとも言えるその後のエピソードや、原作にはなかったエピソードが加筆されている。

亡霊

シーランには一時期死んだはずの仲間達が見えていた。
本人も存在しないことは理解しており、「死んだ人がいる。薬物のせいだ」と口にしていた。

薬物とは治療薬のことで、シーランは亡霊を薬物人間と呼んでいた。

アンジェロ死亡の日

アンジェロ・ブルーノが暗殺された日、シーランがブルーノを自宅まで送るかもしれなかった。

ブルーノを送り届けたマフィアは巻き添えをくらい撃たれている。

不動産業者

映画には登場しないシーランの相棒 。

彼は不動産業も営んでおり、ホッファ暗殺の舞台となった家を用意したと見られている。

シーランは死ぬまで彼の存在を明かさなかった。

ドニー・ブラスコ

映画「フェイク」の主人公 ドニー・ブラスコことジョー・ピストーネはシーランとブファリーノを度々目撃している。

太ったシーラン

シーランはホッファ殺害の辛さから酒を浴びるように飲み始め激太りした。

3人目の男

映画でブファリーノ、シーラン、アンジェロがつけている指輪。

実際にはブファリーノとシーラン、ブファリーノの甥(アンだーボス)がつけていた。

甥は原作執筆時にも現役で、そのため本編には登場しない。

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