グッドフェローズの原作本を紹介!
こんにちは!
今回は映画「グッドフェローズ」の原作を紹介していきたいと思います。
皆さんご存じの通りヘンリー・ヒルへの証言を元に書かれた本で、後にマーティン・スコセッシ監督により映画化されました。
原作には、映画と若干違う部分や省略されたエピソードがあるのでいくつか紹介していきます。
※様々なエピソードを紹介していますが、本からの丸写しではありません。
気になる方はぜひ書籍をご購入ください。
こちらの記事と合わせて読むとより楽します!
映画では省かれたエピソード集
タクシー会社への放火
映画で、ヘンリーが次々と車に火をつけるシーンがありますが、原作ではより詳しくこのエピソードが語られています。
この事件のいきさつは以下の通り。
タッディの経営するタクシー会社と同じ縄張りに堅気の男がタクシー会社を開く。
タッディは再三に渡り、会社を辞めろといったが辞めず、このような結果を招いた。
初の逮捕
映画では煙草の密売で逮捕されていますが、実際には盗んだクレジットカードの使用で逮捕されました。
また、この時一緒にいたのはポーリー(実際はポール)の息子でトミーではない。
憧れのマフィア
ヘンリーはマイヤー・ランスキーやバグジー・シーゲル、ルイス・バカルターに憧れていたと話している。
さらに殺人株式会社のハリー・ストラウスと面識があり、彼は「映画館で誰にも気付かれずに、狙った相手の耳にアイスピックをブチ込める」と豪語していたそう。
兵役
ヘンリーは17歳の時に軍隊入りを志願。
落下傘部隊に入り三年間在籍していました。
たまにポーリーの店に顔を出すと英雄扱いだったそう。
バーでの喧嘩が原因で軍を辞めた後は、ポーリーの息子と共にレンガ組合の仕事につき、さらにその後は給仕として働いていました。
ダブルデート
映画ではトミーに頼まれたとされているダブルデートはポーリー・ジュニアとのエピソード。
ちなみに、カレンと初の二人のデートではナイトクラブの前に中華料理屋に立ち寄っている。
同居生活
ヘンリーとカレンの結婚後、カレンの両親は家を改築し二人が住めるようにしてくれた。
ヘンリーはお義母さんの料理が大好きだったし、お義母さんだけでなくお義父さんとも仲良くしていた。
ヘンリーはカレンの為に改宗もしている。
(後に険悪な仲となる)
トミーの家
原作でカレンはこう語っています。
「何もかも揃っている人なんていなかった。
たいがい何かが欠けていたのよ。 略 トミー・デシモーネはいつも新車を乗り回し、高級品を身に付けていたけど、スラム街の二間の安アパートに住んでいたわ」
ジミー・コンウェイ
原作では、映画よりも詳しくジミーの生い立ちを説明している。
彼は孤児で両親も、誕生日も知らず、里親の間をたらい回しにされた。
その間に暴力や性的虐待を受けた事が、後のジミーの人柄に影響しているのかもしれない。
ヘンリーの店
ヘンリーは知り合いの高級クラブ〝スイート〟を買取り経営者となった。
カレンは合法的なビジネスをおおいに喜んだが、たちまちスイートはマフィアの溜まり場となってしまった。
人身売買
カレンがメイドを雇いたいと言い始めた。
ヘンリーは家に他人を入れるのが嫌だった。
そこでヘンリーが知り合いに相談すると、格安で田舎の娘を売ってくれるという。
ヘンリーは、娘を迎えに行って驚いた。
娘は身長180cm体重は100キロ以上。
ポーリーよりも巨漢だった。
子供達とカレン、そしてヘンリーも娘が怖かったので、すぐさま田舎へ送り返したそう。
ジミーの息子
ジミーは息子をタフガイにしようと必死だった。
息子が17歳の時、トミーに頼み、殺しの仕事に連れていってもらった。
それ以来、息子がビビらずに殺しを終えた事が自慢の種となった。
ジミーの友達
ジミーにはレモという仲間がいた。
しかし、ある時レモがジミーの仕事を警察にたれ込んだ事を知る。
ジミーはそれからもレモに親しげに接していた。
少ししてからジミーはレモとトミーをドライブに誘い、人気の無い場所まで連れていって絞殺した。
レモの死体はボーリング場に埋められ、ジミーとトミーはボーリングをするたびに「やあレモ、元気かい?」と声をかけていたそう。
バッツ殺害
映画とは異なり、バッツはトミーをからかった後日にバラされる。
場所は映画と同じくバーのカウンターで、店内に居合わせたカップルに犯行を目撃されている。
明日は引き続き原作のエピソードを紹介していきます!