三分で学ぶ! マーダーインク(殺人株式会社)
三分で学ぶマフィア暗黒史
~マーダーインク編~
part2

今回は、マーダーインクの恐ろしさがわかる殺人事件集と主要なメンバーを紹介していきます。
※刺激の強すぎる内容が多々あります。 マフィアの恐ろしい一面もまた事実であるため、このような内容となりました。
マーダーインク事件簿
case1,
シュトラウスは殺したと思った相手が生きていると知り、アイスピックにより追撃を開始。
まだ息があったので肉切り包丁で、トドメをさした。
case2,
シュトラウスと仲間は賭け屋のアーヴィングを絞殺。
死体は空き地で燃やされ、放置された。
その後、寝返ったエイブ・レルズはシュトラウスが彼の家でアーウィングを殺害したと証言。
レルズの義母の話によると事件当日、レルズとシュトラウスは、義母にアイスピックとロープを貸してくれと頼んだ。
義母は、帰り際にシュトラウスが「噛まれた」と言っているのを聞いたという。。。
その他にも、マーダーインクの手掛けた殺しの遺体には、〈アイスピックで32回刺され、スロットマシンのフレームが彼の体に結び付けられていた〉など残虐行為が目立つものも多かった。
フレームを付けても遺体が、水面に上がってきてしまう事に気がついたシュトラウスは、遺体の胃に穴を開けるという方法を編み出したとか。

~主要メンバーと
特徴的なメンバー 一覧~
・ベンジャミン・バグジー・シーゲル

ご存知、バグジーです。
・マイヤー・ランスキー

マーダーインクの発案者。
・ルイス・レプケ・バカルター

あだ名のレプケは「小さな」という意味
・アルバート・アナスタシア

素手で相手を殴り殺す事を好んだ。
・フランク・アバンバンド

アイスピックで心臓を一突きし仕留める方法を得意とした。
・アニエロ・デラクローチェ

後にガンビーノファミリーのアンダーボスを勤める。
・ハリー・シュトラウス

マーダーインク内で、最も多くの殺しを引き受けた殺し屋。
・マーティン・バグジー・ゴールドスタイン

あだ名はシーゲルと同じ「バグジー」
ある時、標的に撃たれ負傷した事がある。
撃ったギャングは生きたまま袋に入れられ、砂浜へ埋められた。
最期はシュトラウスと共に電気椅子へ送られた。
・サミュエル・レヴィン

ダッチ・シュルツやサルヴァトーレ・マランツァーノの暗殺に関与したと言われている。
・シーモア・マグーン

マーダーインク所属の殺し屋。
死亡時期は不明だが、2003年にラスベガスで骨が発見された。
・ハリー・ハッピー・マイオーネ

あだ名のハッピーは、めったに笑わない事を皮肉ってつけられた。
相手を油断させるために、女装してセクシーに振る舞ったことがある。(相手は色っぽい女が来たと思い、扉を開けた瞬間に殺された)
全12人の殺しを引き受けた。
・エイブ・レルズ

寝返った男。
多くの仲間を電気椅子へ送った。
仲間達は処刑される際、怨み事を言いながら死んでいったという。
レルズは寝返った後も自分の殺しを「芸術的だ」とよく自慢していた。

裏切った仲間にも殺した相手にも何も感じていなかったのだ。
警察に保護されたレルズは、安泰かと思われた。
しかし、その他の仲間を釈放させる為に、フランク・コステロはレルズの口を封じる為の策を講じる。
その結果、レルズは買収された警官達にホテルの窓から投げ出されたが、事故として処理される。


それに満足したルチアーノは、皮肉にもこの殺しを「殺しの芸術だ」と評した。
「歌は上手いが空は飛べなかった」とも言われた。
ちなみにマーダーインクの多くは殺害、逮捕されその後、数年で壊滅したと言われています。

ちなみに、バグジーはマフィアを怖がる友人に対して、「マフィアはマフィア同士でしか殺し合わない」と言っている。
全てがその通りとは言えないが、マーダーインクが多くの人を惹き付ける魔力を持っている事は確か。
余談ですが、アメリカ空軍はレザージャケットに「マーダーインク」と刺繍を施した。
それを見たヒトラーは「ギャングを真似ているのか!」と批難したそう。。。
