ブルーノとジミー

ブルーノとジミー

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今回は映画「フェイク」にも登場していた、ソニー・レッドの息子ブルーノについてです。

ブルーノは作中では、あまり活躍しないものの、ラストで少しだけクローズアップされていました。

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船に潜伏していたのがブルーノですね

ブルーノの歩み

ブルーノ(左)

ボナンノファミリーのカポ、アルフォンス・“ソニー・レッド”・インデリカートの息子、ブルーノはコカイン中毒で、気性の荒い人物だった。

1979年7月、ブルーノは、ブルックリンのブッシュウィック地区にあるジョー&メリーズ・レストランに入り、ファミリーのボス カーマイン・ギャランテを射殺。

その功績が認められ、ブルーノは兵士からカポに昇格した。

しかし、クーデターで樹立されたファミリーは脆かった。

2年後の1981年5月、クーデターに参加したソニーレッドとフィル・ジャコーネ、ドミニク・トリンチェラが会合に呼び出され暗殺されてしまう。

そしてジョー・マシーノがボスの座に座った。

この際、ブルーノは父と共に殺害されるはずだった。

しかし、フランク・リノがブルーノの代わりに出席したので、運良く助かったのである。

ちなみにリノも、銃撃戦が始まると一目散に逃げ出し、奇跡的に生還している。

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この殺人事件は、映画「フェイク」にも登場しています。

その後、ボナンノファミリーは、ブルーノが復讐をしないと約束したため、命を助けることに決めた。

ブルーノの暗躍

ブルーノは、それからというものマッシーノを打倒する方法を模索し始めた。

ブルーノはまず、暗殺を試みたが上手い手段が見つからず断念。

次に他のファミリーに取り入って、暗殺させようと考えた。

そのためにブルーノが近づいたのは、伝説の強奪犯ジェームズ・バーク。

バークは、映画「グッドフェローズ」でロバート・デ・ニーロが演じたジミー・コンウェイのモデルとなった人物である。

ジミー・バーク

ブルーノはジミーに取り入り、ルフトハンザ強奪にも関わったという。

ルフトハンザ強奪とは、1978年にジョン・F・ケネディ国際空港のルフトハンザ貨物ターミナルで、現金と宝石で約600万ドルを奪われた強盗事件である。

そもそもブルーノとジミーは、ルイスバーグの連邦刑務所に一緒に服役していて、そこで親しくなったそうだ。

この時、ブルーノは、リロを殺した罪で20年の刑に服していた。

一方、バークは、1978年から79年にかけて起きたボストン・カレッジのバスケットボール・ポイント・シェービング事件に関する陰謀罪で1982年に有罪判決を受け、12年の禁固刑を宣告されていた。

その服役中に、バークは麻薬の売人リチャード・イートン殺害の罪に問われ、最終的にヘンリー・ヒルの証言により有罪になった。

1985年、バークはさらに20年の禁固刑を言い渡された。

こうしてバークはシャバを去り、彼を利用しようと言う目論みは潰えたのだった。

ブルーノとキャシー

1985年、刑務所にてブルーノは、父親を訪ねてきたバークの娘キャシーと出会った。

二人は一瞬で恋に落ち、ディアナ州テレホートの施設に入所していた1992年に結婚。

その後は模範囚として過ごし、1998年に仮出所した。

ブルーノと妻はクイーンズ区のハワードビーチに根を下ろした。

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