コロンボファミリーのボス 死去
アンドリュー・ルッソ 死亡
4月30日、コロンボ・ファミリーのボス、アンドリュー・”マッシュ”・ルッソ(87才)の葬儀が行われた。
彼は故カーマイン・ペルシコの従兄弟としても有名だった人物。
死因は自然死で、安らかな最期だったという。
式場には約100人の弔問客が集まり、孫娘のアニーは彼を「いつも愛情深い人だった」と弔辞を述べた。
昨年9月、ルッソは13人の部下と共に起訴されたばかりだった。
その罪状はクーンズの労働組合を乗っ取ろうと、暴行を働いたというもの。
こうした活動の一方、ルッソは、ファミリー からの引退を望んでいたものの、しがらみから自由になれずにいた。
FBIはルッソが「私は立ち去ることができない。休むわけにはいかないんだ」と漏らすのを録音している。
そして10月からは体調不良のため保釈され、ロングアイランドの自宅軟禁されていた。
この際の保釈金は1000万ドルというから驚きです。
連邦捜査局はルッソについて「高利貸し、マネーロンダリング、詐欺、麻薬取引を指揮した極悪人」と述べたが、孫娘の意見は違う。
彼女はルッソをこう思い出した。
「祖父は昨年のクリスマスに地元のネイルサロンで商品券を買いました。
サロンの従業員は『祖父がどれだけ私たちを助けてくれたか、伝えきれません 』と言ってくれました」
彼女はまた、祖父がいかに料理好きであったかも覚えている。
「キッチンは竜巻に襲われたような状態でしたが、祖父はいつも愛情を込めて作った料理をとても誇りに思っていました。
彼はいつも、いとこや友人たちと食卓を囲み、彼らを見て、自由になる日を夢見ていました。
残念ながら、彼はそのチャンスを得ることができなかったけれど」
また、ルッソの弁護士はこのようにマスコミに語った。
「刑務所ではなく、ベッドの上で家族に看取られて幸せな最期だった」
ちなみにルッソは俳優 ジェームズ・カーンの友人でもありましたが、葬儀に彼の姿はありませんでした。
情報通によれば、現在コロンボファミリーは次のボスの選抜に取り掛かっているものの、多くの幹部が逃げ腰のようである。
ちなみに五大ファミリーのボスが死亡したのは、2019年に射殺されたガンビーノファミリーのフランク・カリ以来だ。