映画 バラキを紹介!
こんにちは!
今回は、映画「バラキ」を紹介していきます。
バラキは映画史、マフィア史どちらの面でも重要な一作。
※ほぼネタバレなしなので、まだ見てない方もご安心ください。
基本情報
監督 テレンス・ヤング
主演 チャールズ・ブロンソン
あらすじ
原作は、実際にマフィアから当局に寝返った、ジョセフ・バラキの証言をまとめた「バラキペーパーズ」。
マフィアの内幕を初めて暴露した男の人生が描かれます。
ゴッドファーザーとの関連
こちらの作品は、「ゴッドファーザー」と同年に上映されました。
そのため、どうしても「ゴッドファーザー」と比較されてしまい、当初の評価は低めに。
しかしゴッドファーザーと同様に、ジョセフ・コロンボ率いる「イタリア系アメリカ人公民権同盟」から抗議を受けた。
さらに映画の制作が発表された際には、脅迫の電話が相次いだという、ある意味〝お墨付き〟の作品。
もう1つの、ゴッドファーザーとの共通点は、バラキ公聴会。
バラキの証言の様子は、ゴッドファーザーpart2の公聴会シーンで再現されている。
オススメポイント
本作は、兵隊の視点から見たカステランマレーゼ戦争というのも新鮮。
この時代をサルヴァトーレ・マランツァーノ側からの視点で描いているのも面白い。
同時期を描いた作品には、「モブスターズ」「ボードウォークエンパイア」などがあるので是非見比べてみてください。
登場人物については、
を見ると諸々、解りやすいです。
ジョセフ・バラキが結婚したのはガエタノ・レイナ(右側にいる)の娘でした。
バラキではシンシン刑務所をロケ地に。さらに囚人がエキストラとして参加しています。
作品に脅迫が来ていたことを思うと怖いですねw
シンシン刑務所と言えば、ジェノベーゼファミリーと深い関わりのあるマーダーインクのメンバー ルイス・バカルターが処刑されている場所でもある。
ちなみに、ロケ地など細部までリアリティを重視した作品ですが、「あるモノを切り取るシーン」だけは映画の脚色。
個人的なオススメポイントとしては、ラッキー・ルチアーノがとっても格好いいので、注目していただけたらと思います!
※以下ネタバレあり
細かい話
細かい話ですが、ワールドトレードセンターが映るシーンがあるのは撮影ミスで、当時はまだありませんでした。
また、最後のナレーションで、「ジェノベーゼはバラキより6ヶ月早く亡くなった」とありますが実際には二年以上の間があります。
実際のその後
バラキは証言と引き換えに無人島に行けるよう交渉していた。
しかしその約束は守られず、バラキは自殺したと言われています。
映画から感じる後味とだいぶ違う。。
ソルジャーながらマフィアの歴史を動かしたバラキ。
マフィアを語るにはかかせない存在です!