〝マイケルコルレオーネの最期〟は娘のため?
ゴッドファーザーpart3の新バージョン〝マイケルコルレオーネの最期〟は娘のため?
今回は日本でも発売が近づいている「ゴッドファーザーpart3」の新バージョンについて
言わずと知れたゴッドファーザーシリーズの監督 フランシス・フォード・コッポラは 「ゴッドファーザーpart3」を再編集しました。
詳しくは 関連記事:ゴッドファーザーの新バージョンが公開 へ
この件について映画史家のジェニーン・ベイシンガーはモブミュージアムでのインタビューで、「別のより素晴らしいゴッドファーザーと出会えるかもしれない」と語った。
彼女だけではなく、世界中の映画ファンが新しいゴッドファーザーを楽しみにしています。
私も10月に予約済みです
コッポラ家とゴッドファーザー
コッポラ監督は、バニティフェア誌に掲載された声明の中で、新しいバージョンについて「マリオと私の好みのタイトル、そしてゴッドファーザーになったものに対する私たちの当初の意図を認めたもの です」と述べた。
マリオとは原作者で脚本家のマリオ・プーゾ
「このバージョンのフィナーレでは、新しい始まりと終わりを作成し、いくつかのシーン、ショット、音楽の手がかりを再配置しました。
これらの変更と復元された映像とサウンドにより、私にとって、さらにゴッドファーザー と ゴッドファーザーpart2にとってより適切な結論となる」と語った。
さらに監督は、当時激しく非難された、娘のソフィアが出演したシーンについて、
「ソフィアはとても美しく、とても感動的なので、新しいバージョンを見せたい」と話した。
どうやらソフィアの出演シーンをいくつかカットしたとの噂もある。
ソフィアが出演した経緯については「ゴッドファーザーのトリビア」へ
コッポラ監督はさらに続け、
「彼女は女優ではありませんでした。
しかし、彼女は本物であり、19歳のイタリア人の女の子で、自分のいとこに恋していた。
〝 マイケル・コルレオーネの死〟 として のゴッドファーザーIII は、死の二重苦を描いている。それは死ぬよりもひどい。
彼は愛するものすべてを失い、そして生きていく。人生には死よりも悪いことがあります。」
ソフィアのインタビュー
ソフィアは2011年のインタビューで、こう話している。
「父が私を監督していたので、私はふつの環境の女優ではなく、それは厄介でした。
しかし、私はそれほど多くの人が作品を見るとは思っていませんでした。
私は ゴッドファーザーと一緒に育ちましたが、私にとってそれはこの象徴的な傑作ではありませんでした。
それは学習体験でした。
しかし、私は女優になりたくなかったので、一般的に人々が私がそこにいることをあまり好きではなかったのは私にとってショックではありませんでした。
結局のところ、このような経験があなたを強くするので、それは良かったです。」
と娘のソフィアは非難された事も受け入れていますが、コッポラ監督にとっては悔しさの残る作品だったようで、今回の再編集にあたり、「娘の描写は、再編集された映画の中でとても改善できるものの1つである。
マイケル・コルレオーネの死の新しいバージョンでは、ソフィアのパフォーマンスが彼女を立証すると信じています」と話した。
「ゴッドファーザー マイケル・コルレオーネの死」は実の所〝娘の演技は素晴らしかった〟と証明する事を目的としているのかもしれない。。
ケイ役ダイアン・キートンも絶賛
ケイ役のダイアン・キートンも今回の新バージョンを見て絶賛している。
元々ゴッドファーザーpart3をキートンは良く思っていなかったのだが、今回の新バージョンを鑑賞し
「人生最高の出来事のひとつ。夢が叶ったように思います。まるで作品が違って見えたんです。昔に観た時は“えっと、うーんと思いましたし、あまり成功していないなと感じていました。最高の評価をいただいたわけでもなかったですしね。だけど、フランシスが冒頭とラストを作り直してくれて、見事なものになりました。」
と語った。
期待が膨らみます!