ゴッドファーザーとラッキー・ルチアーノ

ゴッドファーザーとラッキー・ルチアーノ

ゴッドファーザーとラッキー・ルチアーノ

映画「ゴッドファーザー」の名キャラクター ポーリーをご存知だろうか?

冒頭の結婚式のシーンではご祝儀袋の事を考えていたり、ワインを運んでいる彼である。

ポーリーを演じたジョン・マルティーノは映画について、インタビューにこう答えている。

「映画の冒頭では、ちょっとかわいいキャラクターだったんですよ。
面白いというか。
彼はゴッドファーザーと結婚式に出席し、ご祝儀のことを考えているんだ。
映画の冒頭ではカメラを蹴ったりして、視聴者に好かれていると思うんだけど、僕が老人の『ドン』をハメたことがわかると、ポーリーの幕引きになるんだ。
でも、この映画に出演していないなんて考えられない。
素晴らしい経験だった。
史上最高の映画の1つだよ」

ポーリーは出番も多いし、美味しい役どころだった。

そのためポーリー役には様々な俳優が名乗りをあげていた。

その中でも最有力候補だったのが、ロバート・デ・ニーロだ。

デ・ニーロは“ほぼ内定”までこぎ着けていたものの、アル・パチーノを他の映画から引き抜くに辺りトレードされてしまう。

また、もう一人の候補だったジェームズ・カーンもソニー役に決まった。

そこで再び、空席となったポーリー役をめぐってオーディションが開催されようとしていた。

マルティーノはこう振り返っている。

「ある日、映画のプロデューサーの一人、アルバート・ラディに電話したんだ。
彼とは面識があった。
そして、オーディションがあるというので受け、出演が決まったという連絡をもらった。

それから撮影のためにニューヨークへ向かった。
アルがやってきて、どうしてあの日にオーディションを受けたのかと聞いてきたので、ただの直感だと答えたんだ。

アルは私がいかに幸運だったかを教えてくれました。
もし、あの日電話をかけていなかったら、私は映画に出演していなかったかもしれない」

ラッキーな男

ところで、この幸運が“あの有名マフィア”ゆずりだということをご存知だろうか?

有名マフィアとは“ラッキー”の異名をもつチャーリー・ルチアーノのことである。

ルチアーノは映画「ゴッドファーザー」内のいくつかのモデルとなっている人物でもある。

例えば五大ファミリーのボスが次々に暗殺されるシーンなどだ。

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マルティーノはイタリア在住だった子供時代にラッキー・ルチアーノと日々を過ごしたそうだ。

その出会いについては、マルティーノ自身がこう説明している。

「1947年、私は10歳だった。
父が私と弟をオフィスビルに連れて行った。
父は車から降りて、出てきた紳士に挨拶しました。

それから紳士は父と私と一緒に車に乗り込み、座席に座りました。

男性は私を見て、『英語がわかるか?』と聞くので、わかると答えました。
父は『ラッキー・ルチアーノは叔父さんなんだよ』と。
ルチアーノは『アメリカが恋しい、私の前ではいつも英語で話してくれないか』と言いました」

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なんとポーリーの叔父さんがラッキー・ルチアーノとは。。!

ジョン・ゴッティとマルティーノ

ジョン・ゴッティ

マルティーノは“粋なドン”と呼ばれたマフィアのボス ジョン・ゴッティとも面識があったという。

マルティーノはこう振り返る。

「1980年頃、彼が私に会いたがってると知らせを受けすぐに会いに行きました。

マンハッタンのクラブで初めて会った時、彼はちょうどボスになった頃でした。

私が中に入ると、ジョンは角のテーブルに座っていて、テーブルの周りには数人の男たちがいて、部屋には他の男たちがいて、みんなが私に挨拶した。

それからジョンは立ち上がって、ジャケットのボタンを閉めて、僕のところに来て、僕の両手を掴んで、唇にキスしたんだ。

そして、『ジョニー、来てくれて嬉しいよ。私にできることがあれば、何でもしますよ』と。

それからジョンは、「ゴッドファーザー」に対する感謝の気持ちと、ゴッドファーザーのファンであることを話した」

ある晩、マルティーノはゴッティに誘われファミリーの幹部会に出席したという。

その時マルティーノはゴッティに『お願いがあるんだ。テーブルに着いて野郎共と握手してくれ いいな?』と言われた。

「そこにいたのは、みんな幹部だったんだ。
みんな僕のために立ち上がってくれて、僕は全員と握手をして、その時に彼らととても親しくなったんだ

それからは全員と親しくなり、週に一回は会合に出席したよ」

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