三分で学ぶ! 禁酒法時代 ~禁酒法取締官編~

三分で学ぶ!マフィア暗黒史
禁酒法時代
~禁酒法取締官編~

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こんにちは!今日も引き続き三分で学ぶ!禁酒法時代です!

今回はマフィアではなく禁酒法取締官達の事を解説していきます。

禁酒法取締官

禁酒法が施行されると、政府は〝連邦禁酒法取締官〟を全国に配置しました。

しかしその人数は、僅か1500人、禁酒法後期でも3000人しかおらず、あまりに少なかった。

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これは俗に言う「大海に指を突っ込むようなもの」だった。

取締官達に与えられた予算は50万ドル程で、彼らには車と銃が支給されたが、大して役に立たなかった。

対して密売人達はガンガン稼ぎ、取締官は買収されることも多かった。

取締官達が配属された翌年の1921年には、ニューヨークだけで、100名の取締官がワイロを受け取ったとして処分されている。

そんな中、奮闘するやり手の取締官「イジー&モー」がいました。

イジー(左)モー(右)

元郵便局員で、語学に精通したイジー。

元ボクサーで、腕っぷしの強いモー。

この二人はニューオリンズやセントルイスなど各地を巡り、約5000人を逮捕。また、買収にも応じない優秀な取締官として有名になりました。

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映画のような活躍っぷりですね!

シカゴの取締官

その頃、シカゴはアル・カポネの天下でした。

カポネは20000件のスピークイージーを運営し、警察や政治家を片っ端から買収していた。
対して、政府はシカゴに300人の取締官を配属したが、ほとんどは買収されてしまった。

そんな中活躍したのが、エリオット・ネスです。

エリオット・ネス

映画、もしくはドラマ「アンタッチャブル」で一躍有名になった彼。

そう!彼は「アンタッチャブル」で有名になった人物であり実際には大した成果をあげられずに終わりました。

後年、ラッキー・ルチアーノが記者に「エリオット・ネスについてどう思いますか?」と訊かれ、「誰のことだい?」と答えたというのエピソードからもその事がわかります。

カポネを逮捕する事は叶わなかったエリオット・ネスでしたが、カポネを刑務所へ移送する際の警備を担当する事は出来たとか。

ちなみに、禁酒法の撤廃後は多くの取締官がFBIの「アルコール税務部門」に配属されたそうです。

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カポネを逮捕した本当の男 マローンについては、次の機会に徹底解説したいと思います!

グッドフェローズのモデルとなったマフィアはこちら

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