ぺッピーノの百歩をレビュー
映画 ぺッピーノの百歩
こんにちは!
今回は映画「ぺッピーノの百歩」を紹介&レビューしていきます。
予備知識なしでの観賞をオススメします!
ぺッピーノの百歩 あらすじ
マフィアの息子として生まれながら、反マフィア活動を行ったジュゼッペ・”ペッピーノ”・インパスタートの人生を描くノンフィクション作品。
レビュー
タイトル「ぺッピーノの百歩」は、ベッピーノ家とマフィアのボス ガエターノ・バラメンティの家が百歩ほどの距離にある事から。
シチリアの土地独特の重いテーマを扱っていますが、丁寧に物語の背景を描いているので予備知識なしでも充分理解できます。
また主人公達の〝若さ故の熱意と暴走〟を見事に描いた一種の青春映画でもあり、ぺッピーノのあまりに辛口なマフィア批判と過激な行動は痛快であると共に見ている側もハラハラさせられる。
映画 シチリアーノ 裏切りの美学との関連
ちなみに主演のルイジロ・カシオは映画「シチリアーノ 裏切りの美学」でサルヴァトーレ・〝トトュッチョ〟コントルノを演じていた方。
ぺッピーノのが糾弾するマフィアのボス ガエターノ・バラメンティもシチリアーノに登場していました。
「ぺッピーノの百歩」では直接的にどの程度の大物マフィアなのか解りづらい部分もあるのですが、バラメンティは第一次マフィア戦争後に勢力を拡大、クーポラの委員長を勤めた程の大物。
映画でも描かれたように警察や政治家をがっちり握っており、冷酷で頭脳派のマフィアとして知られていました。
ぺッピーノがいかに命知らずかわかりますね。。
また、ドラマ「コルレオーネ」でサルヴァトーレ・〝トト〟リイナを演じたクラウディオ・ジョエも出演しています。
ぺッピーノとマフィア 別の視点から考察
マフィア界にはこんな名言があります。
「物事には三つの側面がある。私のもの。あなたのもの。そして真実」
これに当て嵌めれば、映画で描かれた〝マフィアはクソだ〟というぺッピーノの考えが「私のもの」
〝侮辱されても父親に免じて許してやった。家族を裏切るなんて男じゃない〟というマフィア視点が「あなたのもの」
映画で描かれたぺッピーノの活動と顛末が「真実」にあたるでしょう。
シチリアに育ったが故にぺッピーノもマフィアも決して、自身の考えを改める事はない。
また、どちらが正しいというものでもないのではないかなと考えています。
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