映画 ブラックシーザー レビュー
映画 ブラックシーザー レビュー
今回はサミー・デイビスJr.主演映画「ブラックシーザー」をレビューしていきます。
あらすじ
『ブラック・シーザー』を監督したラリー・コーエン(脚本も担当)は、ニューヨークの街のショットで、この街のざわめきと色合いをフィルムにとらえた。野望を抱くトミー・ギブス(フレッド・ウィリアムソンが、街を堂々と歩く自信満々のトミーを演じる)は靴磨きから身を起こして、ハーレムの犯罪社会で大物に成り上がったが、彼にはもっと大きな狙いがあった。人種差別主義者の警察幹部(アート・ランド)を抱き込み、血なまぐさい乗っ取りを企てて自らの勢力範囲を広げていくが、身内に裏切られていること、警察とマフィアの両方から標的にされていることに気づく。
Amazonより
レビュー
あまり紹介してこなかった黒人ギャングものです。
こういった古い作品がDVD化されるのはありがたい。。
さっそくですが若干のネタバレありです。
本作は主人公トミーの幼少期から始まり、成功と没落を描く“スカーフェイス”的な作品。
とは言っても「ハーレム街の首領」という続編があるようなので、没落でもないのかも。。?
続編もDVD化されるとよいのですが
予算が増えてそうですね。。
一作目はイタリアマフィアとの抗争がメインのエピソードのひとつとなっており、トミーの虐殺っぷりは清々しく爽快。
アクションシーンのガバガバさも時代を感じて個人的には好きです(笑)
音楽の使い方やストーリーはニュー・ジャック・シティに通じるものがあります。
余談
Amazon様の解説にもあるように“リアルな街並み”が素晴らしい作品です。
時にはカメラを地べたに置いていたり、遠目からマンションを写していたりと、なんと言いますか割りと日常生活で見たことのあるような、リアルな質感を感じさせてくれます。
ちなみに本作は撮影中に地元の黒人ギャングに妨害を受け、説得の末彼らを出演させたという経緯もあり、なかなかリアルさにこだわった作品となっています。
割りと知名度が低めな作品だと思うのでこの期にご鑑賞ください!