アルカポネの売春宿と拷問部屋
アルカポネの売春宿と拷問部屋
今回は最も有名な売春宿と名高い〝フォーデュース〟を解説していきます。
フォーデュースとは?
フォーデュースはアル・カポネがジョニー・トーリオに運営を任された売春宿。
しかし! ただの売春宿ではありません。
当時、売春宿が乱立していたシカゴの中でも、最大の売春宿であり最も人気の店。
それがフォーデュースだった。
フォーデュースの運営はアルカポネにとって初の大仕事でもありました。
フォーデュースの歴史
建物自体は1901年に建設された。
しかし建物内で殺人事件が起きた事と治安が極度に悪かった事から建物は安値で売りに出ることに。
1919年の終わり頃、ジョニー・トーリオはこの建物に目をつけて購入。
一階部分をスピークイージーに、二階部分は売春宿として営業を始めた。
フォーデュースのレビュー
フォーデュースが人気だった1922年、ある新聞記者が客として潜入し、内部の模様を記事にした。
以下その記事の内容
フォーデュースには2つの入り口があります。
1つは1階のスピークイージーを通り、もう1つはスピークイージーの入り口のすぐ南にある廊下に通じる出入り口を通ります。
スピークイージーから入る場合は、バールームを通り抜けます。
二階へ続く階段があり、二階では女の子がいろいろな部屋で待機している。
二階にいる女の子は30人で、全員トーリオに雇われていた。
周囲はとても粗雑です。
明るく照らされていますが、家具や壁の装飾は見当たりません。
男性がセックスの順番を待つ壁には、粗雑に作られたベンチが並んでいます。
私が調査中、43人の若い男性がそこにいました。
ベンチに座っている人もいれば、立っている人もいます。
多くの女の子が部屋で忙しくしていて、3人の女の子は待っている男性を誘惑していました。
ロッキングチェアに座った肥満のマダムがいて、男性に「女の子を選んで」と言い続けていました。
以上
この新聞記者は調査の為に身分を偽ったものの、いつバレるかビクビクしていたそう。
部屋に入ると女の子に身分を明かし、ひとしきりインタビューした後で窓から飛び降りて逃げたという。
フォーデュースの拷問部屋
当時から「フォーデュースの地下には拷問部屋がある」と囁かれていた。
拷問部屋には敵対ギャングや裏切り者を拷問するための設備が揃っていて、多くの者が殺害されたと言われている。
ただしこの説には証拠のようなものはない。
フォーデュースは1932年4月9日に火事で全焼してしまったので、拷問部屋があったのかは永遠のなぞである。。
この拷問部屋については近日再び取り上げる予定です。。
ご期待ください!