三分で学ぶ!アンジェロブルーノ
三分で学ぶ マフィア暗黒史 ~アンジェロ・ブルーノ編~
こんにちは!
今回は「やさしいドン」ことアンジェロ・ブルーノを紹介します!
ブルーノは映画「アイリッシュマン」でハーヴェイ・カイテルが演じて一躍有名になった。。はず。。
私はブルーノが登場したとき、「ブルーノ!!」と思ったもんです。
では解説していきます。
アンジェロ・ブルーノ
アンジェロ・ブルーノはイタリアからの移民で、酒の密輸などの仕事を経て暗黒街に足を踏み入れた。
マフィアの正式メンバーとして出世したブルーノだったが、ブルーノを嫌うボスに暗殺を企てられる。
ブルーノはコミッションへ、不当に殺されかけた事を訴えた。
(ブルーノの所属はフィラデルフィアのファミリー)
結果、コミッションはブルーノの味方に。
コミッションはブルーノがボスになる事と、ボスの殺害を許可したが、ブルーノは敢えて殺さずにボスを許すことに。
ブルーノはビジネスセンスに長けており、食品会社、クリーニング店、建設会社、投資会社など多くの合法的な会社を持っており、 「不正な事をしなくても、合法的なビジネスでいくらでも儲けられる」と語っていた。
そんなブルーノは違法行為の中でも、特に当局の目を引く麻薬ビジネスを嫌った。
しかし、若いマフィア達はさくっと儲ける為に麻薬ビジネスを欲していた。。
ある晩、ブルーノはボディーガードの運転で帰宅する。
そこへ殺し屋が現れて散弾銃で、ブルーノの顎の辺りを吹き飛ばした。
※写真とニュース映像は観覧注意なので、最後に載せます。
ブルーノの暗殺は麻薬ビジネス推進派のマフィア達の仕業だと言われています。
(縄張りのアトランティックシティを狙うニューヨークの陰謀という説も)
しかしブルーノは普段からファミリーの尊敬を集めていたので、犯人はすぐに特定され口と尻にお札を突っ込まれた姿で発見された。
ブルーノの死を知った近隣住民は、「立派な人でした」「穏やかで暴力とは無縁だった」などと語っている。
またブルーノの娘は、彼がマフィアのボスとは知らなかった。
家族はブルーノについて家族想いで、誰にでも紳士。
趣味は音楽で、歌やピアノ、バイオリンが上手かったと振り返っている。
ブルーノの死が引き金となり、フィラデルフィアで凄まじい抗争が起こるがそれはまた別の機会に。。
ちなみに、アンジェロ・ブルーノは、以前紹介した「レジェンド 狂気の美学」にも登場。
この作品では、マイヤー・ランスキーの友人としてカジノビジネスを運営している姿が描かれている。
穏派のランスキーとブルーノは馬があったようで、史実でも協力関係にあった。
(映画では、ランスキーがボスのように描かれている)
ありがとうございました!
~以下観覧注意~
ブルーノの遺体は、しばらくの間、放置され公衆の前にさらされた。