三分で学ぶ ブラックマフィア
三分で学ぶ ブラックマフィア
今回は黒人ギャングの集まりブラックマフィアをご紹介します
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ブラックマフィアとは?
“ブラックマフィア”はマフィアとは言っているものの厳密に言うとマフィアではない。
“ロシアンマフィア”や“中国マフィア”のようなもので、こちらはアフリカ系アメリカ人の組織である。
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ややこしい。。
ブラックマフィアはフィラデルフィアを拠点とする組織。
別名“イスラム教徒のマフィア”
1975年頃に最盛期を極め、その勢力はサウスニュージャージー全体に及んでいた。
主なシノギは麻薬密売、強盗、武装強盗、恐喝、ゆすり、ギャンブル、売春など多岐に渡る。
発展の歴史
ブラック・マフィアは1968年にサミュエル・クリスチャンという男によって設立された。
組織は近隣住民への恐喝で影響力を増してゆき、やがてヘロインビジネスを一手に仕切るようになっていった。
しかし麻薬の流通に待ったをかける人物がいた。
フィラデルフィアマフィアのボス アンジェロ・ブルーノである。
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ブルーノには逆らえないブラックマフィアは、ブルーノの縄張りでは麻薬捌かないという協定を結ぶ。
一方でブルーノの縄張りには他のイタリアマフィアが麻薬を秘密裏に流しており大金を稼いでいた。
そんな関係はフランク・マシューズの登場により崩れ去る。
謎多きニューヨークの麻薬ディーラー マシューズはブラックマフィアに麻薬を流した。
そして大金に目の眩んだブラックマフィアはブルーノの縄張りにも麻薬を流すようになってゆく。
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ブルーノの自身は麻薬を嫌っていたとも、秘密裏に扱っていたとも言われています
組織構成
ブラックマフィアの興味深い点はイタリアマフィアとの違い。
まずブラックマフィアは表向きは非営利団体として活動している。
あくまでも合法的な集まりなのだ。
平均年齢は29歳と若く、正規メンバーは“パート1”、下っ端は“リトルブラザーズ”と喚ばれていた。
1975年頃には組織も成熟し、会議によってあらゆる物事を決めるようになっていた。
抗争は別のギャング団を設立して戦わせることにより、警察の目を避けようとしていた。
黒人版殺人株式会社である。
こうした一方で行き当たりばったりの殺人や、組織への誹謗中傷に一家を皆殺しにして答えるなど野蛮な一面も持ち合わせていた。
ブラックマフィアの最期
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上記のような殺人は当然警察やFBIの注意を引いた。
1974年9月、上層部メンバー21人が逮捕され、組織は次第に壊滅状態に陥ってゆく。
さらに寝返ったメンバーの証言により次々と逮捕者が出た。
ブラックマフィアが壊滅の危機に貧するとジャマイカ系の組織が麻薬ビジネスを奪おうと進出。
それに対抗すべくブラックマフィアの残党は“ジュニアブラックマフィア”を設立した。
名前の通りメンバーの多くは若者で主な活動は他民族組織との抗争や麻薬の売買。
メンバー数は400人を越えるとも言われている。
メンバーの年齢が若いということもあり派手好きなメンバーが多く、彼らは高級車を乗り回し、組織のロゴ“JBM”とデザインされた指輪などをこれ見よがしに着用していた。
当然、これもFBIの格好の標的となり多くの逮捕者が出た。
しかしジュニアブラックマフィアは現在も存続しており、今はイタリア系マフィアと良好な関係を保っている。