汝の父を敬えをレビュー
汝の父を敬えを紹介!
こんにちは!
今回は、書籍 「汝の父を敬え」を紹介していきます!
本のメインとなるマフィア ジョゼフ・ボナンノについてはこちは
内容
原題は「Honor Thy Father」。
作家のゲイ・タリーズが、ビル・ボナンノへの七年に及ぶ密着取材の末書いた一冊。
ちなみにタリーズは30000ドルをボナンノに支払ったと言われています。
本の内容としては、ビル・ボナンノの視点から、父 ジョセフ・ボナンノとボナンノファミリーの歴史が描かれます。
レビュー
ジョセフ・ボナンノは〝古き良き時代のマフィア〟だったので書籍で暴露される事を嫌がっていた。
本の出版後にジョゼフ・ボナンノはタリーズに「息子はあなたに話しすぎだ」とボヤいたと言われています。
そう言わせるだけあって、内容はボナンノファミリーのビジネスや戦争、プライベートに至るまで細かく描いています。
マフィア達が、ドラマ〝アンタッチャブル〟を観て、「そんなマフィアいるか!」などとヤジを飛ばして盛り上がるエピソードが個人的にお気に入り。
「汝の父を敬え」は当時まだ珍しかったマフィアの生態が生々しく、そしてマフィアに寄り添った視点から描いている事が話題となり大ヒットした。
ペーパーバックの権利料は「ゴッドファーザー」を越える45万ドルでした。
しかし、後にビル・ボナンノはこの本の内容に納得がいかないとして、「ゴッドファーザー伝説 ジョセフ・ボナーノ一代記」を自ら書き上げました。
作家の常盤新平氏は、この本に大きな衝撃と影響を受けたと語っており、彼のマフィア本には少なからず「汝の父を敬え」について語ったエピソードが登場します。
私は残念ながらリアルタイムで本を読んだ人間ではありません。
とは言え五大ファミリーのボスの私生活が初めて暴露されたという事を思うとその衝撃は想像に難しくない。
「汝の父を敬え」が出版されたのは、1971年。
ビルが執筆した 「ゴッドファーザー伝説」では、その後の人生や「汝の父を敬え」に登場しないエピソードも描かれています。
個人的感想
私が持っているバージョンの「汝の父を敬え」はページ内で文字が二行に別れていて、しかも文字が小さくて読みづらいです。
その点から、あまりオススメの一冊ではありません。。w
勿論、名作ではあるのですが。。