ミーンストリートを紹介! 実在のマフィアとの関連とは?
今回は、ミーンストリートにまつわるマフィアとスコセッシ監督のエピソードを紹介していきます!
基本情報
監督 マーティン・スコセッシ
主演 ハーヴェイ・カイテル
ロバート・デ・ニーロ
あらすじ
(wikiのあらすじが素晴らしいので引用)
三流ヤクザのチャーリーは、組織や仲間に対する忠義にいまひとつ自信がなく、自分の生き方に矛盾を感じていた。そんなチャーリーの親友ジョニー・ボーイは、気分によって仕事をし、わずかな給料も酒や博打や女に使い果たし、借金に首が回らない状態になっていたが、チャーリーだけが彼をかばい続け、2人は徐々に追い詰められていく
はい。 正にこんなストーリーです。
解説
こちらの作品は1973年公開。
その前年には、あのゴッドファーザーが公開され大評判に。
しかし、そんなゴッドファーザーを観て
「こんなのマフィア映画じゃねぇや!」と思っている男達がいたのです。
そう、男たちとはマフィア達。
ストリート上がりのマフィア達は、ゴッドファーザーのあまりに美化されたマフィア像に不満を抱いていました。
そんな彼らは、等身大のチンピラを描いた「ミーンストリート」を観てえらく感動。
ミーンストリートの中には、実際のマフィア達。 若かりし頃のチンピラだったマフィア達が確かにいたのです。
ミーンストリートに感動したマフィア達は、直ぐアジトに戻りボスに言いました。
「あの映画は凄いんですよ!見に行きましょう!」
嫌がるボスを強引に映画館へ連れていきます。
渋々、ミーンストリートを観賞したマフィアのボスも偉く感動したとか。
このマフィアのボスは、ポール・ヴァリオ。
ヴァリオは、マーティン・スコセッシが映画化するグッドフェローズのポール・シセロのモデル。
(ポールはファミリー単位で見るとカポ)
ミーンストリートに偉く感動したポールと部下達はまさか自分達がスコセッシ監督に映画化されるとは思っても見なかったでしょう。
後年、自分達が映画化された際には喜んだとか、オチの内容故に喜べなかったとか。。
このエピソードから解るように、ミーンストリートはかなりリアルにマフィアや準構成員を描いた作品です。
幼い頃から、マフィアを身近で見てきたスコセッシ監督だからこそ撮れた映画と言えるでしょう。
ミーンストリートは、言うまでもなく世界的に評価された作品。
ソプラノズの主演ジェームズ・ギャンドルフィーニは「ミーンストリートは10回連続で見た」と語っています。
また、マーティン・スコセッシ監督 初の長編映画としても知られています。
画像は、指示を出すスコセッシ監督とハーヴェイ・カイテルとロバート・デニーロ
ちなみにこちらの作品は「ドアをノックするのは誰」の続編映画ですが、単体で十二分に楽しめます。