6月のマフィアニュース
名犬ダルス
コロンビアのリオネグロにあるホセ・マリア・コルドバ国際空港で、麻薬探知犬のダルスが吠えた。
彼が異変を訴えたのは輸血バッグが入ったダンボール箱。
この段ボールはオランダのアムステルダムに輸送される予定だった。
職員が段ボールを開けてみると輸血パックとチューブ、点滴が入っている。
一見、不審な点はないがダルスは吠え続けた。
そこで職員は思い切って輸血パックを開封してみることに。
すると各輸血パックから1.6キログラムのコカインが見つかった。
しかも血だと思われていたのは、赤い色素が混ぜたコーラであった。
密輸グループはさまざまな手を考案するが、ダルセには敵わない
様子である。
一斉摘発
2023年5月、ベルギー、ドイツ、イタリア、フランス、ポルトガル、スロベニア、スペイン、ルーマニア、ブラジル、パナマでンドランゲタのメンバー、132人が同時に逮捕された。
この一斉摘発は「エウレカ作戦」と呼ばれる捜査の一環で、ターゲットはイタリアのレッジョ ディ カラブリア州にあるサン ルカの町に本拠を置くンドランゲタのファミリー。
今回逮捕されたメンバーは麻薬密売、銃器密売、銃器の不法所持、マネーロンダリング、不正資産登録、脱税および脱税、ならびに逃亡幇助および教唆などの罪に問われている。
バイカーの乱闘
5月2日、アメリカ・ラノ郡の裁判所でヘルズ・エンジェルスのメンバーが銃器使用罪で懲役3年の判決を受けた。
ヘルズ・エンジェルスとは、様々な犯罪に関与しているとされるバイカーギャングである。
ことの発端は2021年10月、クラブでヘルズ・エンジェルスのヴァレーホ支部のクラブハウスでメンバーが激しい暴行を受けた。
暴行を加えたのは同じくヘルズ・エンジェルスのメンバー、マイケル・マホーニーさん(30)。
暴行の理由は不明だが、何らかの制裁だったと思われる。
この事件を知った警察は2021年12月にマホニーの自宅を捜索。
シリアルナンバーが削られたスミス&ウェッソン製の38口径リボルバーや、バレル付きのシアーズ&ローバック製12ゲージ散弾銃を含む複数の銃器を発見し、不法所持の疑いで逮捕したのだという。