マフィアの役職一覧
マフィアの役職
今回は「よくある質問シリーズ第4弾」としまして、皆さんの素朴な疑問に答えていきたいと思います。
本日のテーマはマフィアの役職違いについて
こちらの図はFBIがホームページで紹介しているマフィアの組織図です。
上からから順に解説していきます。
【ボス】
ドンとも言う。 ファミリーのトップ。
ボスといえば親から子へ受け継がれるイメージがあるが、実際に世襲制で成功したファミリーはほとんどない。
ボスは幹部たちの多数決、もしくは前任のボスの指名によっって決められる。
昨今では真っ先に逮捕されるポジションのためなりたがるマフィアは少ない。
ゴッドファーザーでいうヴィト・コルレオーネです
【アンダーボス】
副ボスの事。
アンダーボスはボスを支える役目を担っており、ボスが最も信頼する者を抜擢する。
ゴッドファーザーでいうソニー・コルレオーネです
【コンシリエーレ】
相談役のこと。
相談役というだけあって、落ち着きがあり、老獪で、欲のない人物が抜擢される。
また、ボスにもはっきりと物を言えるのは良いコンシリエーレと言われている。
下の者の意見をボスに伝える役目を担う事もあるため、メンバー全員の多数決で決められることも多い。
図ではわかりづらいが、アンダーボスとコンシリエーレは対等な立場とされており、言わばボスの右腕と左腕である。
ちなみにコンシリエーレが弁護士資格を持っていたという事例は今のところない。
ゴッドファーザーでいうトム・ヘイゲンです
【カポ】
カポレージムとも言う。
平たく言うと幹部のこと。
カポはソルジャーを管轄すると共に、ボスが直接ヤバい命令をソルジャーに伝えなくともよいように、間を取り持つ役目も担っている。
大抵はそれぞれのボスがシマ内の各地域を任されている。
そのことからストリートボスと呼ばれることもある。
ゴッドファーザーでいうクレメンザです
【ソルジャー】
兵隊。
平たく言うと平構成員のことである。
しかし侮ってはいけない。
ファミリーのメンバーはだいたい100人くらいで、準構成員は200名以上。
つまり選ばれし存在なのだ。
ソルジャーになるためには多数の実績と上納金で実力を証明し、誰かに推薦してもらわなければならない。
推薦された後、徹底的な身辺調査が行われ、身内に警官がいたり、イタリア系以外の血が混ざっていないとわかるとソルジャーになれる。
ゴッドファーザーでいうポーリーです
【アソシエイト】
準構成員の事。
上記の身辺調査を突破できないイタリア系以外や堅気の仕事をしている人物が多い。
ちなみにソルジャーを殺すにはボスの許しが必要だが、アソシエイトはいつ殺しても文句を言われることはない
ゴッドファーザーでいうカルロです
その他の役職・組織形態
実はマフィアの役職は他にもたくさんあります
【コミッション】
コミッションとは各ファミリーのボスで構成される最高意思決定機関のこと。
何かを決める場合にはボスたちで多数決をとる。
もし、コミッションが決定したならばボスが辞任させられたり、殺害されてしまうことも。
現在は規模を縮小し、ニューヨークの5つのファミリーとシカゴマフィアが常任委員となっている。
【ボスの中のボス】
コミッションを仕切るボスのとこ。
字の通り全てのボスのそのまたボスのことである。
ラッキー・ルチアーノが制度を廃止して以降、ボス同士は五部の関係ということになった。
【議長】
コミッションで進行を務める人物。
かつてはユダヤ系のマイヤー・ランスキーが務めたこともあった。
【フロントボス】
表向きのボス。 本物のボスが逮捕を免れる為に使用する。
中には生涯、フロントボスだと誰にも知られず過ごし、ボスと思われたまま亡くなる者もいる。
これはもうボスなのでは。。
【合議制ファミリー】
ボスを複数おいているファミリーのこと。
決めごとは多数決で決められる。
これにはボス一人が警察に狙い撃ちされるのを防ぐ効果がある。
また、ボスの一人が殺されたり逮捕されても運営に支障をきたさないというメリットがある。