映画 「カジノ」製作秘話
ローゼンタールとデニーロのピレッジ
こんにちは!
今回は、ニコラス・ピレッジがインタビューに応えた内容をお届けしていきます。
前回のカジノの裏側についても合わせてご覧下さい
ニコラス・ピレッジって誰?
ピレッジは、作家兼脚本家。
「ワイズガイ」「カジノ」など著者で、この二作は、スコセッシ監督の映画「グッドフェローズ」と「カジノ」の原作となっております。
ピレッジは、ヘンリー・ヒルやフランク・ローゼンタールへのインタビューを元にして、数々の作品を書き上げました。
ピレッジのインタビュー
映画「グッドフェローズ」が成功すると、スコセッシ監督は、新しい題材を求めて、ピレッジに電話をしてきました。
スコセッシは言った。「次は何を書くんだ?」
ちょうどその頃、ピレッジはラスベガスの〝スターダストホテルカジノ〟のカジノ収益の違法なスキミングに関するニュース記事を見て、シカゴのフランク“レフティ”ローゼンタールと連絡を取り、話を聞きたいと頼んでいた所だった。
しかし、ローゼンタールは、いくらお金を貰っても、話す気はないと断る。
ピレッジはその後、証人保護プログラムを受けているフランク・カルロッタを見つけた。
※カルロッタは、スピロトロの右腕だった人物。
〝ローゼンタールが話してくれない事〟と〝スピロトロが殺害されており危険は無い事〟を踏まえてピレッジはカルロッタを中心に作品を書くことに。
ピレッジはカルロッタに話を聞きいた感想を「素晴らしかった。カルロッタは、洗いざらいの事を話してくれました。」と語った。
カジノ 映画化へ
スコセッシが映画化を決めた後、映画の製作が発表され、ロバート・デ・ニーロがフランク・ローゼンタールを演じると明かさた。
それから何日かして、ピレッジにローゼンタールから電話が。
そしてローゼンタールは、「デニーロが私を演じるって? デニーロと会わせてくれませんか?」と言った。
図々しい。。
その後、デニーロはすぐにローゼンタールが住んでいたマイアミの家を尋ねる。
「デニーロは本当にすぐに向かったんだ」とピレッジは語る。
ローゼンタールの家には、ローゼンタールの娘や親戚などデニーロに会いたい人々でいっぱい。
デニーロが来ると、ローゼンタールは「みんな!デニーロが来たぞ!」と言った。
この後から、ローゼンタールは、ピレッジに話をするようになったとか。
ローゼンタールと多くの時間を過ごしたピレッジは、こう振り返っている。
「彼は魅力な男だったけど、孤独だった。
彼はギャンブルをするだけ。誰にも心を開かないし、誰も近寄らせなかった。」