ネズミだらけのボナンノファミリー
ネズミだらけのボナンノファミリー
写真は元ボナンノファミリーのカポであるアンソニー・〝トニーグリーン〟・ウルソ(84歳)は現在、ブルックリンで入国管理局の監視下で軟禁されており、2021年6月27日に自由の身となる予定である。
ウルソの経歴
1970年代に、ウルソはドミニク・〝ソニーブラック〟・ナポリターノの部下としてマフィアの一員となった。
ソニーブラックは映画「フェイク」に登場したあのマフィア
ソニーブラックが1983年に殺害されると、ウルソはマッシーノの乗組員に入れられ、最終的にマッシーノに気に入れ運転手に。
1988年までにはウルソはカポに昇格。
1990年代に、当時のアンダーボスであったヴィターレは、ウルソの力に嫉妬し嘘の告発をボスであるマッシーノに行いウルソを殺害するよう説得しようとしました。
これらの告発は、マッシーノがヴィターレ側の嫉妬を知っていたため、ばかげているとして却下され、マッシーノとウルソの信頼は深まったのだった。
ネズミとマフィア
しかし二人の信頼関係は脆くも崩れ去る。
2003年にファミリーのボスであるマッシーノは起訴され、盗聴された証拠により殺人やゆすりで有罪は間違いないとわかると、政府に寝返り情報提供者となる。
さらにマッシーノはフロントボスのジョセフ・カンマラーノの裁判で証言も行うなどした。
ウルソは、当時ファミリーの名誉を傷つけていたマッシーノを阻止する唯一の方法であるとして、彼のの子供たちを殺害することを求めて仲間達へ演説を行った。
以下録音から抜粋
「今、やつはネズミだ、やつは話す」
「ファック、彼がやるなら、私はそれをやることができる」
「誰が向きを変えても、私たちはあなたの家族を一掃する、と伝える」
それを聞いた、アンダーボスであるジョセフ・カンマラーノは 、マッシーノとその家族を傷つけるようなことはしないようにウルソに警告した。
その為、計画は頓挫したが彼の演説もまた録音されていた。
タルタグリオーネという男が盗聴器をつけていたのだ。
こうしてウルソも逮捕されることとなった。
このように〝ネズミ〟だらけのファミリーは今後どうなってゆくのでしょうか。。