最新麻薬カルテル情報 元国防長官逮捕やロサンゼルスでの摘発

最新麻薬カルテル情報 元国防長官逮捕やロサンゼルスでの摘発

現在、対麻薬カルテルと法執行機関との戦いは大きな局面を迎えていると言われています。

そこで今回は最新の麻薬カルテル情勢をお伝えしていきます。

国防長官はゴッドファーザー

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日本でも話題となったのでご存知の方も多いと思います。

サルバドール・シシエンフエゴス将軍エンフエゴス将軍は2012年から2018年までメキシコの国防長官を務めた人物。

右 シシエンフエゴス将軍

そんな彼は先週10月15日、米国麻薬取締局にメキシコの麻薬カルテルとの協力の疑いでロサンゼルス国際空港で拘留された。

ちなみにシシエンフエゴスは家族旅行中だったとか。

翌日、ニューヨークの検察官は、麻薬密売とマネーロンダリングなど複数の罪状を含む起訴状を発表。

シエンフエゴスは、2015年から2017年にかけて、H-2という麻薬カルテルがコカイン、ヘロイン、メタンフェタミンをアメリカに密輸するのを支援するために彼の権力を利用したと見られ、H-2が麻薬を輸送する船を見つけるのを手伝い、メキシコ軍の対カルテル作成を妨害したとされている。

さらに、将軍はカルテルの共犯者に「エルパドリーノ(ゴッドファーザー)」として知られていたという。

起訴状によると、彼のゴッドファーザーとしての活動は何千もの携帯電話のメールに詳しく書かれているのが見つかっているとか。

国防長官にもゴッドファーザーにも見える一枚

H2の歴史

H-2は、かつて強力だったベルトラン・レイバ・カルテルから進化したいくつかのカルテルの1つ。

オリジナルの「H」のボスが刑務所にいる間に心臓発作で亡くると、彼の後継者であるフランシスコ・パトロンサンチェスがH2を結成。

だが、パトロンサンチェスは、メキシコの海兵隊員がヘリコプターで太平洋岸の自宅を襲撃した2017年に死亡してしまう。

メキシコの海兵隊員は海軍の一部であり、シエンフエゴスの管理下にはありませんでした。

その後、組織には何があったのでしょうか。。

将軍逮捕の余波

シエンフエゴスは正直者で誠実なイメージの人物だったので、起訴のニュースは大きな波紋を呼んでいる。

彼をよく知る人は「彼を知っていて一緒に働いた人々にとって本当にショックだよ」と語った。

軍隊は政府の腐敗が何十年にもわたって蔓延しているメキシコで最も正直な組織と見なされていました。

シエンフエゴスの起訴は、カルテルに対する最後の防衛線も信頼できないという不穏な見通しを引き起こしている。

また、この事件は麻薬カルテルと戦うためのアメリカとメキシコの間の関係に影響を与える可能性があるとの懸念を呼んでいる。

この事件についてインタビューに答えた元DEA捜査官の動画↓↓

事件の続報はこちら!

ロサンゼルスの大規模摘発

麻薬取締局は、カリフォルニア州ペリスの小さな町にある隠し場所を破壊し、2,200ポンド以上のメタンフェタミン、893ポンドのコカインを押収した。

薬は配布用に準備されたダッフルバッグに詰められていたという。

これは、DEAの歴史上最大の摘発で、DEAは、この押収について「カルテルに重大な打撃を与えたが、さらに重要なことは、メタンフェタミンの流通に対処していた南カリフォルニアやアメリカ中のコミュニティにとって大きな勝利である」と述べた。

ロサンゼルスを担当するDEAの特別捜査官であるビル・ボドナーは、摘発された隠し場所に関与した容疑者は、カルテル内部においても重要な人物だろうと推測。

「この量の麻薬の責任者は、カルテルから非常に信頼されている人です。低レベルのメンバーは、1,800万ドル分もの麻薬を任されないでしょう」と語った。

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先週は歴史的な摘発が二件も行われました。

今後も続報をお伝えしていきます!

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