禁酒法時代と女性とマフィア

禁酒法時代と女性とマフィア

禁酒法時代と女性とマフィア

1920年代は、〝斬新な服装〟を好む女性達が現れた時代でもありました。

彼女達の服装は「伝統に反している」「性的で下品」とされ社会問題となりました。

具体的にどのような服装かというと、短いスカートやハイヒール、肩を露出した服装です。
このような服装でスピークイージーに出入りし、踊ったり飲んだりする若い女性は世代交代の象徴でもありました。

モブミュージアムでは、「レディトゥロアー」と題した展示を行っており、禁酒法時代の女性の変化をより具体的に感じられる工夫を行っています。

とは言え、今回はせっかくなので写真で〝女性の世代交代〟を感じていただこうと思います。

消費主義、デート、ファッション、旅行という文化は、当時の女性の生活様式を変え、社会的アイデンティティを女性に与えました。

この時代の女性は非常に逞しく、反飲酒同盟を結成して「悪魔のラム酒」を非難したり、スピークイージーに出入りし男まさりに酒を飲んだりしました。

どちらの考えが正しいというものではなく、どちらの女性も公然と自分のスタンスを表明し、男性に遠慮しなかったという事が重要です。

そのような女性は、それ以前の女性に選挙権がない時代には考えられない事でした。

少し時代を遡って1920年代、戦争により工場で女性の雇用枠が大幅に増え、戦争が終わると多くの女性は事務職にシフトしました。

多くの女性が家庭を出て働く事により、女性がお金を持ち、自力、そして買い物をするようになった。

女性が買い物をするようになったので、女性向け雑誌や化粧品の需要が大幅に増え、ダンスホールや映画館、遊園地も女性を意識したサービス作りを行うように。

これも女性の社会進出を大幅に後押ししたと言われています。

また、女性の社会進出は、男女の恋愛にも変化をもたらしました。

前述したようにスピークイージーなど酒場に出入りする女性が増えいわゆる〝ワンナイト〟的な概念が出来たり、多くの男性とデートを楽しむ女性が現れました。

もう1つ旅行業界にも変化が。
女性が一人で旅行に行くようになった事に加え、男性と女性が地元を離れて、こっそりデートを楽しむのにも旅行は最適でした。

旅行客の増加は鉄道の発展を促し、車の販売数も大幅に増やしました。

それでマフィアはどんな関連があるかと言いますと、彼等はこの変化を見逃さず、スピークイージーで女性が過ごしやすいようにテーブル席を儲けたり、飲みやすいカクテルを提供したりしました。

また、女性の雇用が増えた際には女性のみの労働組合を結成させています。

余談ですが、マフィアのマイヤー・ランスキーは女性やファミリー客がカジノで遊びやすいように明るい雰囲気作りやドレスコード不要のお店を作ったそうです。

いつの時代もマフィアは時代の流れに逆らわず、時流に乗っていたのです。

ありがとうございました!

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