マフィアのノート

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刑務所生活
「父の考え方は、状況にポジティブなことがあれば、そのポジティブなことに焦点を当てるというものです。ネガティブなことに焦点を当てません。とフランク・ジュニアは語った。
「彼にとって、ノートはマフィアの世界に復帰する手段であり、生きるためのスベでした」

しかし、他人とのコミュニケーションを厳しく制限されたことが、彼の計画にとって最も困難な障害となった。
「24時間年中無休で閉じ込められ、独房に一人で閉じ込められています。食事はベルトコンベアと一連のドアを介して配達されます。
この独房に入ることができるのは神だけといえるでしょう」
コミニケションを取らなければ心を病んでしまうし、病気も悪化してしまうだろう。
そう考えた彼は、刑務所の従軍牧師であるユージン・クライン牧師に他の囚人と連絡を取るためのメモを託すようになった。
だが見つかってしまい、特別制限に違反した罪で起訴された。
ちなみにメモの中では、ウィスコンシン州の別荘に隠された、リベラーチェのストラディバリウス・ヴァイオリンを盗む計画がつづられていた。
ディスカバリーチャンネルではメモに基づいてヴァイオリンを捜索したが見つからなかった。また存在しているとするならば、2,600万ドルの品であると評価した。
この一件について調査した連邦捜査官は最終的に「ヴァイオリンが隠されているというのは妄想である」との結論を下している。

その後フランク・カラブレス・シニアは、2012 年のクリスマスの日に亡くなった。
彼と最後に話したのは弁護士であったという。