死体処理場 ミード湖

死体処理場 ミード湖

5月9日 ミード湖で樽に入った死体が発見された。

ミード湖はラスベガスの中心部 ストリップ地区から車で30分に位置する貯水湖。

そして、ミード湖は気候変動の影響を受け、1983年以来水面が170フィート(52メートル)以上も下がっている。

その影響で、1980年代にマフィアが処理した遺体が次々の発見され始めているのだ。

スターダストやショーボートでディーラーを勤めた父を持つマイケル・グリーン氏は、「湖がこれ以上下がったら、非常に興味深いものが現れる可能性がある」と指摘する。

「バグジー・シーゲルを殺したのが誰なのかを解決できるとは言わない
でも、もう少し死体が増えるのは間違いないだろう」

発見された人骨

ネバダ州に住むリンジー・メルビンさんは、散歩中に泥の中に、錆びた樽に入った男の腐乱死体があるのを発見した。

最初はこの地域に生息するオオツノヒツジの骨格だと思ったという。

しかし、よく見ると歯があり、人間のあごであることがわかり、パークレンジャーに通報した。

この死体の身元は確認されていないが、ラスベガス警察は一緒に見つかった靴から、おそらく死亡時期は1970年代半ばから1980年代初頭だろうと推測。

調査をはじめた。

その数日後、事件の取材を行っていたテレビスタッフが新たな樽を発見。

それは空だったものの、元は“何か”が入っていたと思われる。

警察の動き

ラスベガス警察は「直ちに不正行為を示す証拠はなく、捜査はしていない」と発表した。

「クラーク郡の検視官が疑わしいと判断すれば、殺人事件の捜査が開始されるだろう」、とも述べている。

当時のマフィアはよく、ドラム缶に詰めてトラブルを処理していた。

有名なのは1976年にマイアミ沖で発見されたジョニー・ロゼリ。

彼の場合は偶然、発見されたが、他にも見つかっていない犠牲者がいても不思議ではない。

最後にラスベガス市長のオスカー・グッドマン氏のコメントを紹介する。

彼は元弁護士で、クライアントには、トニー・スピロトロなど数々の有名マフィアがいた。

「死体を捨てるには悪くない場所だ 。
誰の遺体が見つかるかは知らないが、
ジミー・ホッファでないことは確かだ。

だけど、私の元クライアントの多くは、”気候変動 “に興味を持っているように見える」

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