ディマジオ像争奪戦
ディマジオ像争奪戦
ジョルティン・ジョーことジュゼッペ・パオロ・ディマジオはヤンキースで活躍したイタリア系人気野球選手。
そんなジュゼッペ・パオロ・ディマジオはその功績からシカゴのディマジオ広場に銅像も建てられている。
しかし、一昨年ジョー・ディマジオ像が突如撤去されてしまった。
そしてこの暴挙にリトルイタリーの市民は怒り心頭だという。。
疑惑
ディマジオ像はシカゴのリトル・イタリー地区のテイラー・ストリートとビショップ・ストリートにあるピアッツァ・ディマジオという場所に設置されていた。
ディマジオ像は彼の殿堂入りを称えるもので、訳20年にわたって地域を見守ってきた。
しかし、2019年にディマジオ像は突如として姿を消してしまった。
突然の別れにリトル・イタリーの住民たちも抗議し、デモにまで発展。
事態は混迷を極めた。
しかし像はどこへ行ってしまったのだろうか。
そもそも、像がある日、忽然と姿を消すというのは常識的には考えられない出来事である。
実は像の所有権は全米イタリア系アメリカ人スポーツ殿堂が持っており、一昨年リース契約を解除して、像を回収したそうだ。
像は修理されたのち、別の場所に設置されるとの事だが、多くのイタリア系は納得していない。
イタリアン・アメリカン・スポーツ・ホール・オブ・フェイムの会長であるロン・オネスティ氏は、リトル・イタリーの住民の怒りを理解すると述べこう語った。
「私もテイラー・ストリートで生まれ、ピアッツァ・ディマジオ像が在ることは、私個人にとっても、家族にとっても、とてもとても特別なことでした。」
だが、最終的にオネスティ氏は“像の移動は仕方のないことだ”とした。
この意見に反対したのは、リトルイタリーの市民からの頼みを受け立ち上がった政治活動家のフランク・ココナート。
彼は像の異説に胃を唱えた所、オーネスティの非公式代理人から「そのままにしておけ」と言われたという。
この非公式代理人とはアウトフィットの幹部だった故ジャッキー・セローネSr.の息子、ジャッキー・セローネJr.。
ジャッキー・ジュニアは弁護士であり、イタリアン・アメリカン・スポーツ・ホール・オブ・フェイムの役員でもある。
オーネスティ自身も組織犯罪との関係が指摘されている人物で、2000年から全米イタリア系アメリカ人スポーツ殿堂に関わっている。
加えてココナートはセローネの弁護士のエンリコ・マルベリから、「手を引かないと大変なことになるぞ」と言われたことも明らかとした。
果たして像は返ってくるのか。。
今後も続報をお届けしていきます