映画 「ファルコン」を紹介
映画 「ファルコン」を紹介
今回はジョヴァンニ・ファルコーネの半生を描いた描いた「ファルコン」を紹介していきます。
基本情報
監督リッキー・トニャッツィ
主演 チャズ・パルミンテリ
あらすじ
マフィア撲滅に人生を捧げたファルコーネ裁判官の半生を描く。
感想
映画はトンマーゾ・ブシェッタがファルコーネと話しているシーンから始まり、その後時間軸を遡りマフィア大裁判に至るまでを描いて行く。
マフィア大裁判とはマフィアのボス トンマーゾ・ブシェッタの証言をきっかけに342人のマフィアが有罪判決を受けた裁判。
ブシェッタといえば去年、公開された映画「シチリアーノ」が記憶に新しいと思います。
この映画ではブシェッタをF.マレーアブラハムが演じています。
あまり似ていない。。
ちなみに映画「シチリアーノ」でブシェッタを演じたピエルフランチェスコ・ファヴィーノはファルコーネの護衛を熱演している。
かなりいい演技なのでぜひご注目ください。
描かれたファルコーネ
本作ではただただ史実を追うというよりも、〝ファルコーネの人間性〟に焦点を当てている。
家族や同僚との些細なエピソードも一言一句、史実を元に描かれていてドキュメンタリー的な赴きさえあります。
メインとなるマフィアを追うエピソードも勿論、史実に基づいている。
イタリアの裁判官は少々独特で、人によっては自身で捜査を行う場合もあるそうです。
映画でもファルコーネがマフィアに対して超地道な捜査をしている姿が描かれている。
これらのエピソードからはファルコーネの頑固で気難しく、男気に溢れる人柄が伝わると思います。
オススメポイント
本作ではあまり知られていなかったエピソードが多く登場するのも楽しい所。
ファルコーネと上司の対立
それによりマフィア捜査が大きく遅れてしまう話や〝書類殺し〟の異名を持つ裁判官の登場などなど。
ただし2つ残念なポイントが。。
予算などの制約があるので仕方ないのですが、〝ラストシーン〟の迫力が少々物足りない。。
加えて、原題「優秀な死体」は皮肉が効いていて好きなのですが、邦題はしっくりこない。。
アマゾンプライムにあるのでお暇な方はぜひご覧ください!
追記
アマゾンプライムのHBO作品が、今年に入ってから有料になってしまいました。。
とっても残念です。。