映画 ブラックスキャンダルをレビュー&解説
映画 ブラックスキャンダル レビュー
今回は映画ブラックスキャンダルを紹介していきます。
基本情報
監督 スコット・クーパー
主演 ジョニー・デップ
あらすじ
アイリッシュギャングのリーダージェームズ〝 ホワイティ〟バルジャーは弟で政治家のビリー・バルジャー、FBI捜査官のジョン・コノリーとの繋がりを利用し、ボストンを牛耳ろうとする。(wikiより)
レビュー
本作は実話にかなり忠実な作品で、主演を勤めたジョニー・デップの役作りには驚愕。
チラッとしか映りませんが逃亡生活中のバルジャーもかなり再現されています。
勿論似せたのは見た目だけではない。
ジョニー・デップは役作りの為に何度もバルジャーに会いたいと申し入れた。
それは叶わなかったが、バルジャーをよく知る当時の仲間を雇いアドバイスを貰ったという。
ジョニー・デップは撮影前に一度、ギャラ問題で降板までしてから再度出演を決めているのだが、ギャラで揉めるだけの事はあるな。。という役作り。
ちなみに当初ジョン・コノリー役にはトム・ハーディがキャスティングされていたそうで、そのバージョンも見てみたかったですね!
他にも映画は多くの殺害シーンを実際の現場で撮影するなどかなり細かな所までリアリティーにこだわり作られています。
ブラックミサ
邦題は「ブラックスキャンダル」ですが、原題は「ブラックミサ」。
ブラックミサは悪魔崇拝主義者の儀式の事で、暗にバルジャー達の密会の事を指している。
ちなみにジョン・コノリーの奥さんがベッドで読んでいたのは悪魔が登場する「エクソシスト」。
映画の前後
作中にはバルジャーがアルカトラズ刑務所に収監されていた事に触れるシーンが登場する。
これは事実でバルジャーはアルカトラズに服役した際に行われた人体実験の結果、人格が変わったと言われている。
映画のラストシーンで語られた通りバルジャーは逮捕、服役。
その後は刑務所内でリンチされ殺害された。
このバルジャー殺害は現在も調査が行われており、計画的な犯行の可能性もあるという。