現金に体を張れ を紹介&解説
現金に体を張れ を紹介&解説
今回は後世に大きな影響を与えた犯罪映画 現金に体を張れを紹介していきます!
基本情報
原題 The Killing
監督 スタンリー・キューブリック
主演 スターリング・ヘイドン
タイトルの読み方は「げんなまにからだをはれ」
あらすじ
刑務所帰りのジョニー・クレイは人生に行き詰まった男達を誘い、競馬場から売上金を強奪しようと企む。
しかし徐々に思いもよらないトラブルが巻き起こり、完全な計画は狂ってゆく。。
解説&レビュー
映画の性質上、ネタバレなしでお送り致します
あのフランク・シナトラも出演したがったという伝説的な映画。
ストーリーの妙はタランティーノ監督のレザボアドッグスにも大きな影響を与えたと言われており、タランティーノ監督自身も「大きな影響を受けた作品」と認めている。
強奪作戦の進行を各々のキャラクター目線で何度も描くという演出は、確かにレザボアドッグスに近いものがあります。
他にも、このシーンはダークナイトがリスペクトとしてオマージュしていたり。。
こちらのシーンはターミーネーター2でオマージュされていると言われています。
ちなみに、製作段階では「Clean Break」と「Bed of Fear」という二つのタイトル候補があった。
「Clean Break」は各馬が一斉にスタート といった意味で、「Bed of Fear」は恐怖のベッド(賭け)という意味。
競馬と強奪作戦両方にかかっているClean Breakが個人的には好きです!
1956年の作品ながらストーリーは今見ても充分に楽しめる作品で、白黒の作品だが絵的にも現代に通じる格好よさがある。
この作品が完成するまでには、予算が足りず監督がポケットマネーを出さなければならないなど多くの問題が巻き起こった。
その結果、撮影は24日で行われ、しかも大赤字を出してしまう。。
さらに批評家の意見も賛否両論で、「解説がなければ意味がわからんメロドラマ」などの酷評されたりも。
しかし、現在ではあらゆる映画ランキングで上位に選ばれるなど〝歴史的名作〟として知られている。
まだ見たことのない方は、ぜひご覧ください!