ドラム缶詰めの歴史part2

ドラム缶詰めの歴史part2

ドラム缶詰めの歴史

時代によってドラム缶ではないものの、多くの殺人犯が何かに詰める方法で被害者を始末することを選択した。

過去150年以上にわたる数多くのニュースを見ると、マフィアがらみの事件も報告されているが、多くはそうではないようだ。

以下は、そのような殺害事件を可能な限り網羅したリストである。

1906年 ペンシルバニア州東部で、猟師と彼の犬が、喉を耳から反対の耳まで切られ、見分けがつかないほど黒焦げになった18歳前後の女性の死体が砂糖樽の中に入れられているのを発見した。

首は、頭が砂糖樽に収まるようにねじられていた。

何百人もの地元の人々が死体安置所で焼死体を見たが、誰も彼女の身元を確認することができなかった。

1911年、ニューヨーク州ロチェスター。幹線道路から離れた谷間でスカンク・トラップを点検していた農夫が、イタリからの移民であるフランチェスコ・マンゼラのバラバラ死体が入った木の樽を偶然発見。

マンゼラは、マフィアの “ブラックハンド “と呼ばれる恐喝組織の一員で、ニューヨーク州の刑務所に2年以上服役した後、数ヵ月前に釈放されていた。

ある目撃者は、馬車が背の高い物体を運んでいるのを見た後、馬車を空にして走り去った、と報告している 。

また、マンゼラはイタリアに戻るつもりだったので、犯人は旅費を強奪したのだろうとも言われている。

1917年 ニューヨーク州ウォータブリエット アルバニー近郊で、炎を消した消防士たちが、油とおがくずにまみれた青年フランク・フロゴラの折り重なった死体の入った砂糖樽に出くわした。

大陪審は3人の男を放火の罪で起訴したが、有罪判決には至らず、殺人事件は未解決のままである。

1918年 ニューヨークのブルックリン、45丁目と8番街の空き地で、大きなワイン樽で遊んでいた3人の少年が、39回刺されたガスパリーノ・カンデロの無残な死体を発見した。

検察はこの殺人事件で3人の男を起訴し、法廷で樽を証拠として提出した。

別の殺人事件で有罪判決を受け、電気椅子での死刑を宣告された一人は、共犯者2人に対して、イタリア製トマトペースト45ケースの前金を拒否したため、カンデロを殺害したと証言した。

1920年 ニューヨーク州ロチェスター。通行人が火災現場で、フィリッポ・フェラーラの切断され焼けただれた死体が入った焦げた砂糖樽を発見した。

警察は後にクリストファー・マンマノを逮捕した。

彼は住宅ローンの支払いから逃れるために斧で殺害したことを告白した。

1927年 オハイオ州ベレール。ウィスキー樽の中に男性の遺体が押し込まれているのが発見された。

彼は物干し竿で絞殺され、頭蓋骨に大きな釘が打たれていた。

警察は彼の身元を確認することができなかって。

1930年、ペンシルバニア州ピッツバーグ。禁酒法時代に密造ビールを売る事を仕事としていたウィリアム・グレゴリーの首なし死体がキャベツ樽に入れられているのが見つかった。

1926年以来、78人目のギャング殺しであった。

警察はシンジケートのメンバーであるフィリップ・デ・ファジアを逮捕した。

殺害理由はウィリアムがマフィアの酒を横長ししていたからであった。

1933年 シンシナテで、正体不明の容疑者がニューヨークの宝石商アルビン・ブルナーを殺害。

オハイオ州コロンバスで樽に詰め、シンシナティ郊外の家の借りたガレージ内に放置した。

犯人はブルナーから約2万ドルの宝石類も強奪した。

1937年 ニューヨーク州クイーンズ。裏社会の麻薬密売人ワクシー・ゴードンの未亡人エスター・ゴードンが、アイスピックで刺され、薄っぺらな樽に突き刺されて死亡した。

ワクシーが自動車事故で死亡したため、組織が秘密を知っているかもしれないエスターの口を塞いだのだった。

ちなみにワクシー・ゴードンのニックネーム“片目”は、1920年にセントルイスでイーガンズ・ラッツ・ギャングとの戦いで目を失ったことに由来する。

1940年、オハイオ州イースト・リヴァプール。壊れたジャガイモの樽の中に麻袋に包まれたジュリア・ウォールの死体が入っていた。

彼女は発見されるわずか6時間ほど前に絞殺されていた。

犯人は深い渓谷に樽を転がそうとしましたが、重く諦めたそうだ。

1946年、イリノイ州ジョリエット。アーサー・ブラウロックが殺され、食肉処理場で豚の樽に詰め込まれた。

同僚のフランク・ボーデンは、1948年にこの殺人と被害者の200ドルのダイヤモンドリングを盗んだことを告白した。

1947年、フィラデルフィア 警察官は、ガーゼで絞殺された後、重い金属製のドラム缶に突き刺して堤防に転がされた若い女性の裸の遺体を見つけた。

身元は特定されなかった。

1947年、フィラデルフィアで絞殺されたマーガレット・ドハティは、おがくずと新聞紙が詰められた50ガロンの石油ドラム缶の中で発見された。

1976年、漁師がマイアミ郊外の湾で浮いている樽を発見。

捜査当局は、樽の中の死体が著名なマフィア、ジョニー・ロゼリのものであることを突き止めた。

犯人はジョニー・ロセリの死体をダンファウンドリング湾に沈めようとしたが失敗したようだ。

ある情報提供者はニューヨーク・タイムズ紙に、マフィアはロゼリがジョン・F・ケネディ大統領暗殺とCIAによるキューバの指導者フィデル・カストロ殺害計画に関する米国上院委員会で証言したことから殺害されたのだと語った。

ちなみにロゼリの脚を切り落とされていた。

これは高さ36インチの樽に収まるようにするためだ。

ロープとフックで胴体を持ち上げ、切断した脚を入れ、鎖を胴体と樽の蓋の穴に通し、海に投げ捨てたようだ。

しかし、結局、樽は腐敗ガスによる隆起で浮かび上がった。

1987年、テキサス州ボウイ。ラボック在住のドナルド・フランクリン・ジョンソンは、銃で撃たれて死亡した。

彼の遺体は布で包まれ、南京錠のかかった55ガロン入りの樽の中でセメント浸けにされカーター湖に投げ込まれた。

5ヵ月後、漁師が樽を発見した。

1988年 インディアナ州ハンコック郡でコンクリートで放置された2つの樽が見つかった、

中には、インディアの警察官スティーブ・レックスコートの体の一部が入っていた。

検察は、殺人を告白したスティブ・”ウィード”・ウィーバーをこの殺害で起訴している。

1992年、南オーストラリア州スノータウン。

警察が銀行の金庫室に保管されていた6つのプラスチック樽から8人の切断された人骨を回収した。

連続殺人犯は、1992年から男女計12人を殺害し、銀行に保管していたのだった。

中には拷問を受けた者もいたようだ。

主犯格とされるジョン・バンティングと他の3人の男が有罪判決を受け、25年から終身刑に処さた。

2000年 カンザス州とミズーリ州 ネットでセックスフレンドを探していたジョン・E・ロビンソン・シニアは、出会った女性を次々に殺害。

計5人の女性がドラム缶詰めで森に放置されていた。

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