ソプラノファミリーに潜入した男!?

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マフィアグッズ専門店
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今回はドラマ「ソプラノズ」のソプラノファミリーのモデルとなったデカヴァルカンテファミリーに潜入した男の物語。

逃亡者の証言

2015年、FBI捜査官のジョバンニ・ロッコは潜入捜査の末、ニュージャージー州のデカヴァルカンテファミリーの幹部 チャーリー・タンゴと手下9人を逮捕した。

それ以来ロッコは報復に怯えながら暮らしていると本に綴っている。

ロッコが潜入捜査のせいで味わっている恐怖の生活とは?

ご近所さん

ロッコが捜査の過程で知り合ったマフィアの何人かは逮捕されず、ニュージャージー州でその後も活動を続けていた。

当然、残されたマフィア達はロッコに復讐を企み始める。

逮捕されたスタンゴの彼女パトリシアは特にロッコに腹を立てており、ロッコが妻と子供と共に住んでいる家の近くに引っ越してきていた。

当然の事ながらマフィアも捜査官も人間であり、各々の私生活と家族がある。

ロッコはパトリシアの引っ越しを知ると、自分と家族が狙われるのではないかとの思いに捕らわれはじめた。

それからロッコは外見を変えるためあごひげを生やし、子供たちにも尾行のまき方などをレクチャーした。

ロッコはこの時の事をこう振り替える。

「私の家は要塞のようになりました。
私は外出も控えるようになり世間から隔絶された。
全てが悪夢のようでした 
報復の可能性は妻と幼い子供たちにもストレスを与えた。
今は私も家族も名前を変え、常に怯えながら生活している」

捜査の始まり

最初に捜査が始まったとき、ロッコはマフィアに狙われるなど夢にも思っていなかった。

2012年、FBIは麻薬の流通網を調べるためにロッコをストリートギャングであり売人のジェームズ・ヒーニーと接触させた。

ロッコはジョバンニ・ガットというバイカーとしてヒーニーに接触。

捜査を行ううちにヒーニーはのしあがり、ピンキーリングをはめた一端のマフィアに出世してしまった。

FBIはこれをチャンスと捕らえ、ロッコにマフィアと親しくなれと指令を出した。

潜入作戦

ロッコ

ロッコは別のエージェントと共にアトランティックシティのステーキハウスでヒーニーと落ち合った。

ロッコはヒーニーから200グラムのコカインを購入。

それからヒーニーにブランド物のコピー品を買わないかと持ちかけた。

このコピー品はFBIが他のギャングから押収したものである。

やがてコピー品を無限に仕入れてくれる、しかもコカインと交換してくれるロッコの噂はストリートに広まり、マフィア達も一目置くように。

ほどなくしてニュージャージー州を仕切るデカヴァルカンテファミリーからロッコに「ファミリーに入らないか」とオファーが舞い込んだ。

ソプラノズの裏側で

正式にマフィアの一員となったロッコはヒーニーにコカインを供給しているルイージ・オリベリと知り合った。

オリベリは恐れ知らずの勢いに乗っているマフィアで、相手が古参の殺し屋でもたてついていた。

オリベリの見た目についてはロッコはこう説明している。

「彼には犬というあだ名がついていた。
太りすぎたせいでまぶたは垂れ下がり、いつもシワシワのベビーブルーのシャツ、色あせたジーンズ、汚い帽子を身に着けていました」 

やがてヒーニーとオリベリはロッコを自分の子分にしようと争うようになってゆく。

ある日、ロッコはオリベリに晩餐会に招待された。

ロッコは夜遅くに帰宅し、急いで宝石のついた指輪を外した。

1日の終わりに指輪を外すとようやくマフィアから捜査官に戻れる気がしていたのだ。

それからテレビの電源を入れると、俳優のジェームズ・ガンドルフィーニが亡くなったとのニュースが流れていた。

偶然ではあるものの、何か皮肉めいたモノを感じざるにはいられなかった。

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明日はいよいよ危険に満ちたロッコの生活をご紹介します

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