ロイデメイオのアイスピック
ロイデメイオのアイスピック
今回は興味深い法医学の話です。
ニューヨークマフィアの殺し屋ロイ・デメイオが使用していたマチェーテとアイスピックをモブミュージアムが購入した。
待機していた法医学チームはそれらが展示される前に調査を行うことに。
2つの凶器には血がついておりチームはこの血が人間のものなのかを調べようとしていたのだ。
凶器はデメイオが1983年に殺害されて以来、眠っておりそ本物の血ならば35年以上が経過していることになるが。。
歴史的な凶器
デメイオはは銃器、爆発物などの武器を多くコレクションしていた。
そのため今回購入したアイスピックやマチェーテがデメイオの品であっても殺人に使用されたという証拠はない。単なるコレクションだった可能性もある。
さらに殺人に使用されたコレクションのほとんどはFBIに押収された為、この2つの凶器の血は偽物の可能性が高いと思われた。
もし本物ならば凄い発見だ。。そんな思いでチームは凶器の鑑定を始めたのだが。。
鑑定結果
マチェーテとアイスピックの血液をテストが始まった。
上級犯罪現場アナリストのタバサ・ペインは最初にマチェーテを調べた。
彼女はすぐに赤色のモノの正体が血液である可能性に気がついた。
しかし錆びと乾燥した血液はよく似ていると警告し断定はしなかった。
彼女は血液が乾くと剥がれ落ちるので数日または数十年前の血液が付着している可能性のあるものを鑑定する時は、溝や隙間を調べることが重要であると説明しました。
マチェーテの場合、最も可能性があると思われたのはブレードの基部に刻まれたブルドッグでした。
だがマチェーテからのは血液と断定出来るものは発見できなかった。。
続いてルミノールテストが行われた。
ルミノールは血液検査に使用される最も一般的な化学物質。
このテストはルミノールの血液に反応して色を変える性質を利用したもので、肉眼では見えない血液を検出することも可能である。
チームは祈りながらルミノールテストを行った。。
結果は陰性。
マチェーテからもアイスピックからも血液は見つからなかった。
だがデメイオのモノではないと断定されたわけではない。
この二品は現在も博物館に展示されている。