三分で学ぶ! 五大ファミリーとカステランマレーゼ戦争
三分で学ぶマフィア暗黒史
~五大ファミリー編~
part1
マフィア暗黒史について三分で学ぶコーナー
今回は知っているようで知らない 五大ファミリーについて
~五大ファミリーの始まり~
「ゴッドファーザー」など様々な映画に登場する五大ファミリーというフレーズですが、なんとなく雰囲気で理解している人も多いかと思います。
そこで今回は分かりやすく解説していきます。
五大ファミリーを語る上で欠かせないのがカステランマレーゼ戦争。
カステランマレーゼ戦争は禁酒法時代に勃発し、マフィア界最大の戦争と言われています。
この戦争が終結した後、五大ファミリーの概念が生まれることとなります。
カステランマレーゼ戦争
カステランマレーゼ戦争を簡単に表すとこんな感じ
そして相関図はこんな感じ
赤い枠の人物はこの後、五大ファミリーのボスになる人物です。
ちなみにアル・カポネはこの時点で既にシカゴの組織を率いています。
左下にあるルチアーノ勢力は、マッセリアとマランツァーノ両者から誘いを受けました。
のらりくらりと返答を引き伸ばしていたルチアーノでしたが、マランツァーノに拷問され負傷。
相棒ランスキーのアドバイスを得たルチアーノは、一旦マッセリア派に属しながらも両者の抹殺を狙うことに。
マッセリアについたものの、マランツァーノ派とも内通していたラッキー・ルチアーノはマッセリアの暗殺を決行!
ルチアーノはマッセリアをレストランに呼び出した。
二人はトランプをしながらマランツァーノの暗殺する作戦会議をしていたが、やがてルチアーノがトイレに立つと、殺し屋達がやってきて、マッセリアを蜂の巣にした。
マッセリア暗殺の現場写真 微注意
この写真が撮られた事からスペードのエースは不吉と言われている。
でも実は、トランプは記者が写真映えするように持たせたものでした。
マッセリアの死後
ルチアーノの寝返りにより勝利したマランツァーノは全国のマフィアを呼び寄せ会議を開く。
歴史好きなマランツァーノはローマ軍を参考に、現在に知られる各ファミリーの組織図を作った。
そしてニューヨークの縄張りを五つに再編し、五つのファミリーに割り当てる。
マランツァーノは五つのファミリーのボス達を従える「ボスの中のボス」に就任。
玉座に座ったマランツァーノは、集まったマフィア達に、自らの天下を宣言したのだった。
こうして、現在マフィアの基礎を作ったマランツァーノでしたが、彼の天下は長くは続かないのでした。。。