「アメリカを葬った男」レビュー
アメリカを葬った男 ジアンカーナ
こんにちは!
今回は「アメリカを葬った男」
を紹介していきます!
この本は、表紙の情報量が半端ないですw
中古で買ったので、汚れは許してください!
「マフィア激白! ケネディ兄弟、モンロー死の真相」
そして背表紙がこれ
人間性を疑われそうな背表紙ですw 特に女性の前では読みづらい。。
内容
この本は、シカゴのマフィア サム・ジアンカーナの弟、チャック・ジアンカーナが書いたもの。
マフィアの身内が書いた本は、多々ありますが弟が書いた本は珍しいですね。
そして翻訳は、落合信彦さん。
冒頭、サム・ジアンカーナの死から始まり、弟の目線から見たサム・ジアンカーナの一生が描かれます。
オススメポイント
本作では、あまり語られてこなかったサム・グージックやマレー・ハンフリーズなどのマフィア達とチャックのエピソードも多く盛り込まれています。
チャックがグージックを尊敬していたエピソードや、サム・ジアンカーナがハンフリーズを尊敬し「ハンフリーズほど切れる男はいない」と評したエピソードなど
その他、サム・ジアンカーナのフランク・コステロ、マイヤー・ランスキー、カルロ・ガンビーノなどニューヨーク勢との付き合い。
フランク・コステロvsヴィト・ジェノベーゼ戦争の際のシカゴ側の動きなども記されております。
そしてメインのエピソードは、フランク・シナトラとの交流、ケネディ兄弟、モンロー暗殺の真相。
このエピソードを通して、いかにケネディ一家が卑劣な人間かが、これでもかと描かれています。
他作品とのつながり
この作品とちょうど同じ時代を描いた作品では、「アイリッシュマン」がオススメです。
アイリッシュマンの原作本では、サム・ジアンカーナの死に触れるシーンや、フランク・シーランがケネディ暗殺に使用するライフルを運ぶエピソードが登場します。
原作「アイリッシュマン」と「アメリカを葬った男」両方に登場する人物も多く、マイヤー・ランスキーやフランク・シナトラなどの描かれ方を比べるのも、オススメの楽しみ方です!
気になった方は、ぜひご覧ください!
ありがとうございました!