暗黒街の一流ブランド
ブランド化はあらゆるビジネスにおいて重要である。
コカ・コーラ、マクドナルドなど、成功している企業は必ずブランド化に成功している。
では、どうやってブランド化しているのか?
その最も簡単な方法は、ロゴをつけることである。
というわけで今回はコカイン市場のブランドを紹介していきます
麻薬カルテルは商品に特定のロゴを使用することで、「それが誰の製品であるか」を明確にしています。
ヒトラーはペルーから
2023年5月、ペルー警察はエクアドルとの国境に近いパイタ港で、ヨーロッパ行きの船を捜索した。
そして積まれたアスパラガスの中に隠されていた58キロのコカインを押収。
警察はある変わった点に気が付いた。
なんとコカインにはナチスの旗が刻印されていたのである。
このコカインはヒトラーと呼ばれ市場に出回っているんが、どこの組織が製造しているのかはわかっていない。
マフィア印
2023年3月にも変わったコカインが見つかっている。
シチリアの警察は、島の西側の都市マルサラの倉庫を捜索し、おもしろいコカインを発見をした。
コカインには、シチリアで最も強力で悪名高いマフィアのボス、サルヴァトーレ・リイナの写真が貼られたのである。
また商品の中には、先日逮捕されたマフィアのボス、マッテオ・メッシーナ・デナーロの写真を貼ったものもあったという。
2 人のボスのマフィアがコカインの密売に関与しているのか?
それは明らかにされていない。
だが、2人の写真が他の組織へのけん制なのではとも言われている。
フェラーリも
そのロゴを使用しているコカインブランドもある。
こちらはフロリダ州オーランドの麻薬組織が製造しているもので、今年4月に組織は大規模摘発にあった。
DEAは捜査中に郵便物から91キログラムのコカインを押収。
またメンバーがブランドロゴについて相談している様子を盗聴したたそうだ。
キング・ジェームスとボール遊び
バスケットボール選手のレブロン・“キング”・ジェームス。
なんと彼の名を冠したコカインも販売されている。
2022年の夏、イギリスの麻薬カルテルは、南米からヨーロッパにコカインを輸送する計画を立てていり最中にブランド化のアイデアを思い付いたという。
どんな経緯化は謎だが、彼らはコカインにジェームズのコート上の背番号である23番とイニシャルを刻むことにしたそうだ。
だがこの作戦には問題点があったという。
なんと組織に潜入捜査官が潜んでいたのだ。
そんなこととはつゆ知らず。メンバーは潜入捜査官にこう語っていた。
「このコカインの品質は最高だ!爆売れするぞ!」
だが間もなくメンバー全員が逮捕され、コカインは全て押収されてしまった。