マッテオ・メッシーナ・デナロの謎に迫る
マッテオ・メッシーナ・デナロの謎に迫る
本日はマフィア界最大の謎に少しだけ迫ります。。!
マッテオ・メッシーナ・デナロとは?
マッテオ・メッシーナ・デナロはサルヴァトーレ・リイナの後を継ぎシチリアマフィアの大ボスになった人物。
世界各国の警察機関がデナロを追っているものの未だに行方は掴めていない。
詳しくは“三分で学ぶマッテオ・メッシーナ・デナロ”へ
デナロのプライベート
デナロは従来のシチリアマフィアの伝統を覆した人物として知られている。
師匠のサルヴァトーレ・リイナは“妻を大切にする”、“服装は飾らず地味でいい”というような価値観を大切にしていたがデナロはそうではない。
デナロは派手な服と女性が大好きだった。
特に注目すべきなのは女性関係。
多くの逃亡者が女性絡みで居場所を突き止められ、逮捕されてきたがデナロはどうなのだろうか?
デナロの娘
警察は長年の捜査からデナロは現在、独身であると予想。
多くの女性と関係を持ちながら逃亡していると踏み、「女を辿るのがデナロへの一番の近道だ」とも語っている。
また、警察の調査によりデナロには娘がいる事が明らかとなっている。
1990年代半ばデナロはフランカ・アラーニャという女性との間に娘を授かっていたという。
正確な出生年は警察も掴めていないのだが、1993年、1995年、1996年のいずれかに出産したのではとみている。
デナロのプライベート
警察は各地の隠れ家で発見された手紙からデナロの人柄やプライベートについて以下の事柄を突き止めている。
1.デナロは実の娘には会ったことがない。
しかし仲間によく娘の話をしている。
これは娘が生まれたときデナロは既に逃亡中の身だったからと思われる。
2.デナロは協力者のマリア・メシと男女の関係にあった。
マリアの元々の役割はデナロに物資や娯楽品を届けることであった。
1996年に書かれたマリア宛の手紙にデナロは「ドンキーコング3の発売日が待ちきれないよ」と熱いゲームへの愛を綴っている。
3.デナロとマリアはよくギリシャに旅行していた。
デナロ偽名を使って世界各国を移動しているとみられていて、確証はないもののイタリア、フランス、イギリス、アメリカなどで目撃したとの話もある。
ちなみにマリアは2000年に逮捕され、逃亡者を隠蔽した罪で起訴されている。
やはり恐ろしいデナロ
警察が掴んだ情報は、ゲームが好きだったり旅行したりと親近感のわくエピソードばかりではない。
1993年にデナロはライバルマフィアのヴィンチェンツォ・ミラッツォと彼の恋人を絞殺した。
この時、ミラッツォの恋人は妊娠中だったという。
数えきれないほどの殺しを行ったデナロだが、特にこのエピソードは凶悪さの象徴として語り継がれている。
またデナロはオーストラリアに逃亡した際にホテルの従業員と良い仲になり、それを邪魔しようとしたオーナーを殺害したとの報告もある。
今後の見通し
イタリア語で「お金」を意味する名前のデナロは、その名の通り金の為ならどんな手段も厭わない。
デナロ捜索を担当しているイタリアの検察官テレサ・プリンシパトはこう語る。
「デナロは、リコッタチーズとリンゴを食べて満足していた過去のボスとは違う。
デナロは逃亡中に速い車を乗り回し、豪華な服着て、国外旅行も楽しんでいる。
私はデナロが海外に行っているのは、整形手術を受けるためだとみている」
顔も名前も変えて逃亡を続けながらも、マフィアを支配しているデナロ。
彼が逮捕される日は来るのだろうか。