フランクルーカスとバンピージョンソン
フランク・ルーカスとバンピー・ジョンソン
以前「フランクルーカスの伝説は本物か?」でお伝えしたバンピー・ジョンソンの妻の主張をご紹介していきます。
今回はフランク・ルーカスとバンピー・ジョンソンの関係は実際にどんなものだったのか?
フランク・ルーカスは嘘つきなのか?
海外メディアが行ったインタビューから読み取っていきます。
ゴッドファーザーオブハーレム
バンピー・ジョンソンの妻 メイム・ハッチャー・ジョンソンは作家のカレンE.キノネスミラーの協力を得て自伝を完成させた。
このインタビューは出版に際してメディアが二人に行ったものである。
インタビュアー:あなた方がどのように出会い、このプロジェクトがどのように始まったかについて、少し背景を教えてください。
カレン:子供の頃からバンピーを知っていました。
私は9歳か10歳のときに彼に会っています。
しかし、彼がバンピー・ジョンソンであることに気づきませんでした。
私はバンピー・ジョンソンが好きではありませんでした。
そしてメイムと私が知り合ったのは約20年前のこと。
私たちは約15年間親しい友人でした。
何度も本を書くことについて話してきましたが、中々実現しませんでした。
メイム:その通りです。
カレン:映画「アメリカのギャングスター」があまりに嘘の内容だったので、メイムは動揺していました。
「奴らに深き眠りを」でも間違った描かれ方がありましたがメイムは気にしていませんでした。
でも「アメリカン・ギャングスター」にはたくさんの嘘、完全な嘘があり、彼女はそれについて本当に腹を立てました。
そしてこの本を書くことに決めたのです。
インタビュアー:では、プロジェクトの開始から終了まで、正確にどのくらいの時間がかかりましたか?
カレン:私はバンピーを20年近く研究してきました。
多くの関係者が亡くなったので誰がバンピーを語るのか悩んでいて、それはメイムしかいないと思っていました。
私はバンピーの幼馴染みのジュニー・バードとも話しました。
バンピーは彼の腕の中で死にました。
他にも既に亡くなっている多くの関係者と話しました。
インタビュアー:映画が公開した後、すぐに本を出版されたようですね。
でも前もって準備していた訳ではない?
メイム:アメリカンギャングスターは全て嘘でした。
フランク・ルーカスは私たちを知りませんでした。
インタビュアー:彼はバンピーの運転手ではなかったのですか?
メイム:彼は私たちのために1日たりとも運転したことはありません。
そして彼は私の家に来たこともない。
フランク・ルーカスは車を洗ったり靴を磨いたかもしれません。
でも車を運転してはいません。
インタビュアー:あなたはフランク・ルーカスをまったく知らないのですか?
カレン:バンピーはそのような輩を家に招いたりしなかったのです。
メイム:バンピーは彼とビジネスを共有したことはありません。
だからフランク・ルーカスがなぜ多くの嘘をついたのか理解できません。
彼は空想で全てを作り上げました。
カレン:私は偶然、映画館で予告をみて映画の事を知りました。
それでメイムに電話して映画にバンピーが登場するようだと伝えました。
メイム:そうでした。
インタビュアー:映画会社はあなたにバンピーが映画に登場するとも知らせていなかった?
メイム:彼らは私が年をとっていて、もう話すことが出来ないと思ったのでしょう。
インタビュアー:フランク・ルーカスがあなたの夫の遺産から彼の財産を作成したように感じますか?
メイム:はい、そうです。
バンピーの車を運転したのは、ランディ・カーソンとJJ。JJ・ジョンソンだけでした。
カレン:それとボビー・ジョーンズ。
メイム:はい、そうでした。
カレン:でもフランク・ルーカスはバンピーを知っていたでしょう。
バンピーは有名だったので。
ドキュメンタリー番組でフランクが121番街と5番街と書かれた道路標識を見て「バンピーはここに住んでいました」と語っています。
しかし、そこにバンピーが住んでいたことはありません。
バンピーとメイムは120番街と5番街の角に住んでいました。
フランク・ルーカスはバンピーがどこに住んでいたかさえ知らなかったのです。
彼は15年間バンピーの運転手をしたと話した。
しかしバンピーは18歳になってから15年間車で出掛けなかった。
フランク・ルーカスは1963年にバンピーに会い、バンピーは1968年に亡くなりました。
それと映画が公開されて以来、訴訟が起こっていますね。
そしてフランクは「ヘロインを棺桶に入れ、この飛行機で密輸した」という声明を出しています。
この話も99パーセント嘘です。
もうひとつ。
フランク・ルーカスはバンピーが腕の中で死んだと言っています。
それはジュニーが死ぬまでその事を言わなかったからです。
バンピーはウェルズレストランでジュニー・バードの腕の中で亡くなりました。
それに彼はメイムが死んだと思ったので、誰も真実を知らないと思ったのでしょう。
インタビュアー:あなたは映画からまったく権利を得ていませんか?
メイム:嘘だから、私と映画とは何の関係もありません。
カレン:私たちの本が映画化される事を祈っています。
メイム:私にとってバンピーは最高の男でした。
彼はギャングでしたが麻薬ディーラーではありませんでした。
彼は素晴らしい人でした。
多くの人は本当の彼を知らず、ただ彼の名前を知っています。
インタビュアー:バンピーはハーレムへ貢献していた?
カレン:主な貢献の1つは、白人に立ち向かったこと。
バンピーはイタリアマフィアが強力だった時代にのしあがりました。
それがバンピーが伝説だった理由です。
そして彼は黒人が汚れのように扱われる必要がないことを人々に知らせた。
彼のやり方は最善の方法ではなかったかもしれませんが、偉大でした。