5月のマフィアニュース
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刑務所から出たいマフィア
4月15日、ガンビーノファミリーの殺し屋 マーク・ライターは、マンハッタンの連邦裁判所文書に同情的釈放を求める文書を提出した。
かつてはファミリーのヘロインビジネスを取り仕切りっていたタイラー。
彼は1988年に、麻薬取引を巡る三件の殺人で起訴され、アレンヴッドで刑務所暮らしを続けている。
今年75才になるタイラーは、2010年頃から肥満、高血圧、高コレステロールなどの症状に苦しんでいるという。
しかし検察側はタイラーの要求を却下した。
その理由について連邦検事補のティモシー・カポッツィはこう話している。
「タイラーの捜査に協力した捜査官から連絡を受けた。
被告が釈放された場合、法執行機関や被告の起訴に協力した人々に対する報復の可能性について深刻な懸念を抱いている。
このような懸念は、協力者の殺害を含む複数の殺人を指示した同被告の犯罪行為を考えれば理解できる」
また、マンハッタン連邦判事のバーノン・ブローデリックもこうインタビューに答えた。
「はっきり言っておくが、私は法執行機関のメンバーに対する暴力の可能性を深刻な問題として受け止めている」
一方、ライターの弁護士であるハーラン・プロタスは「私は、彼について知っていること、彼について読んだこと、彼が刑務所でどのように行動したかに基づいて、彼が法執行機関を含む誰に対しても脅威となるとは考えていない」と語った。
果たしてマークが釈放される日は来るのだろうか。
刑務所に戻ったマフィア
ニューヨーク州北部のマフィアの殺し屋ドミニク・タデオ。
彼は1980年代に敵対マフィア3人を殺した罪で逮捕され、ロチェスターで54年の刑に服していた。
そんなタデオは数カ月前に刑務所から監視の緩い施設に移され、来年2月初旬には釈放される予定であった。
しかし2022年3月28日、タデオは診療のための外出中に逃亡。
完全に姿を消した。
が。。その一週間後、タデオはフラッと施設に戻ってきたという。
詳細は明かされていないが、タデオには武器所持と逃亡の罪で17年の服役を追加された。