Netflix 犯罪者と狂気の火種

犯罪者と狂気の火種 ~犯罪王編~

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Netflixドキュメンタリー「犯罪者と狂気の火種」をレビューしていきます!

「犯罪者と凶器の火種」は古今東西の犯罪者、カルト教団、連続殺人鬼などを紹介するシリーズで、その〝犯罪王編〟では、アルカポネなどイタリアマフィアとメキシコの麻薬カルテルなどが解説&分析されています。

作品の見所

この作品では、犯罪組織のボスを心理学的な面から分析しています。

「彼らをボスとして成功させ、残忍にさせた理由は、残虐性と承認欲求。」

「彼らは精神病質者である」

などという分析には、少しなるほどなと思いました。

またマフィアを端的に表した「家族思いの父親にして殺し屋である」という一言はかなり的を得ている。

実在の多くのマフィアやヴィト・コルレオーネ、トニー・はソプラノにも当て嵌めるフレーズです。

ちなみに反社会的な人格の持ち主は動物が好き。という説もあり、犬を飼っていたラッキー・ルチアーノやマイヤー・ランスキー、ライオンを飼っていたクレイジー・ジョー、動物園通いのフランク・コステロなどなど信憑性を高めるエピソードも多数。

しかしながらイタリア系マフィアの〝反社会的〟な考え方は多くがシチリアの〝虐げられた歴史〟と〝長年の文化〟、〝貧困〟に由来するものなので、生まれつき人格に問題があるというわけでは、ありません。

作品の欠点

残念ながら、「本作の見所」で紹介した部分の他は広く浅いマフィアの紹介に終始してしまっています。

何よりマフィア=麻薬 マフィア=悪 と言う方程式を掲げていて、とにかく製作陣がマフィア嫌いなのが伝わってきます(笑)

いや、悪いのは悪いのですが、もう少し彼らの〝素顔〟や〝人間性〟も描いて欲しかったなと思いました。

見るなら、同じNetflix作品 ファーシティ ニューヨークvsマフィアの方がオススメです!

でも、実際の映像やロシアンマフィアの写真など貴重な資料も多く使われているので、ぜひ一度ご覧ください!

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