ジョーイ・ザザのモデル

ジョーイ・ザザのモデル

“狂ったマフィア”、クレイジー・ジョー

彼はこんな人物です。

・「ゴッドファーザー3」のジョーイ・ザザのモデル

・ロケットランチャーで武装していた

・交通事故で頭を打ってから凶悪になった

また、彼は「ゴッドファーザー2」の元ネタとなった抗争事件の首謀者でもあります。

1957年、アメリカ、ニューヨーク、とある社交クラブ。

薄暗い部屋で、初老の男性と血気盛んな若者がひそひそ話をしている。

初老の男性は、マフィアのボス、ジョゼフ・プロファチ。

彼はこう切り出した。

「お前に頼みごとがあるんだが、、、

敵対しているファミリーのボスを殺ってくれないか」

さらにプロファチは、こうも付け加えた。

「もし成功したら、報酬と幹部の地位を用意しよう」

これに対し、血気盛んな若者、クレイジー・ジョーが答える。

「もちろんです、私に任せてください!」

その後、ジョーは敵対するボスの暗殺を成功させる。

そしてプロファチの元を訪れ作戦成功を報告した。

「ボス、やりました!」

どんな賛辞が返ってくるかと期待するジョー。

だが、プロファチの反応は意外なものだった。

「何の話だ、暗殺など知らん。

チンピラのお前が勝手にやったことだろう」

そう、プロファチは、はなから責任を押し付けるつもりで、ジョーに暗殺を依頼していたのだ。

これにジョーはキレた。

「ボスだか何だか知らんが、俺を敵に回すとはいい度胸だ」

そして足早に立ち去ったという。

ここからジョーは、打倒プロファチのために動き出した。

彼はギャング団を招集すると、爆弾やロケットランチャー、マシンガンなどの武器をそろえさせる。

と同時に、ある計画を実行に移した。

1961年2月27日、道端でプロファチファミリーのマフィアたちがタバコを吸いながら、密談をしていた。

すると、、

突如バンが停まり、降りてきた男たちにマフィアは拉致されてしまった。

これと同様の誘拐事件が次々と発生し、マフィア4人が失踪。

ボスのプロファチが事態を把握できず頭を抱えていると、アジトの電話が鳴った。

「久しぶりだな、じいさん」

電話をかけてきたのはジョー。

彼は、うろたえるプロファチに取引を持ち掛けた。

「お前の部下を生きたまま返してほしければ、わびとして10万ドルを支払え」

これにおとなしく従うほどプロファチもやわではない。

彼は怒鳴った。

「俺たちを敵に回して、ただで済むと思うなよ

チンピラめ」

バンッ

その瞬間、、、電話口から銃声が聞こえた。

ジョーは人質の1人を射殺してしまったのである。

ここでプロファチはおれ、3人と引き換えに10万ドルを支払うことに同意。

表向きは負けを認めたが、その裏では憎悪を燃やしていたようだ。

彼はすぐに部下を集めると、ジョーの仲間たちを殲滅するように命令。

対するジョーもやり返すように命令し、大抗争が勃発した。

この抗争では多くの死者が出ており、「ゴッドファーザー2」の参考にされた事件も発生している。

さらに余談ですが、プロファチの表の顔はオリーブオイルの輸入業者であり、その部分はヴィト・コルレオーネのモデルになっています。

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その他のジョーのエピソードについては↓↓↓

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